暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos44降臨/砕け得ぬ闇〜System:Unbreakable Dark〜
[6/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
る。

「新手を確認。脅威戦力と認定。魔力出力上限を10%に上方修正」

ヤミちゃんがそう言うと、さっきより強い魔力を発した。さらに重くなるプレッシャーわたしは思わずルシル君にしがみ付いた。ルシル君はそんなわたしを支えてくれてる両腕に力を入れて、「無事で良かった、はやて」わたしをギュッと強く抱きしめてくれた。ルシル君のトクントクンってゆう鼓動が、わたしを襲ってくる怯えを晴らしてくれる。

――ヴェスパーリング――

燃えるリング状の魔力弾を発射して来たヤミちゃん。ルシル君はスッと紙一重を狙って横移動で回避した後、「マカティエル」蒼く光り輝く魔力の槍が30本とヤミちゃんの周囲に現れて、「ジャッジメント!」容赦なく発射した。

「インペリアルガード」

蜃気楼のように揺れてた魄翼が分厚くなってヤミちゃんを覆った。そんでルシル君のマカティエルを全弾防ぎきった。お返しとばかりに「バレットダムネーション」何十発ってゆう魔力弾幕を魄翼表面から放ってきた。そやけどルシル君の飛行速度には追いつけへん。

「はやて。あの子は? あの子もまたマテリアルなのか?」

「ううん。あの子が、マテリアル達が探してた砕け得ぬ闇、システムU-D――アンブレイカブル・ダークなんや」

「アンブレイカブル・ダーク・・・砕け得ぬ闇、か」

そうポツリと呟いたルシル君は「上限10%であの魔力量・・・これは逃げての一手かな」って苦笑した。それでも「カマエル」色んな変換資質で創り出された100本以上の槍。それらが「ジャッジメント!」ルシル君の号令で一斉発射。ヤミちゃんは「防御・・危険」呟いて回避行動に移った。

「バイパー」

ついさっき受けた魔法の名前を聞いたから「ルシル君、足元!」声を上げる。ルシル君はノータイムで急上昇する。と、遅れて槍が幾つも突き出してきた。ヤミちゃんはさらに「ジェベリンバッシュ」回避先に大きな槍を魄翼から発射。
ルシル君は「ゼルエル」って一言。右脚に魔力を付加して、目前にまで迫って来てた槍を蹴り飛ばして軌道修正した。すぐさま「ドゥームプレッシャー」接近してきたヤミちゃんは、トーマさんを倒そうとした魔法、怪物の両腕を伸ばしてきた。

――屈服させよ(コード)汝の恐怖(イロウエル)――

ヤミちゃんを真横から殴り飛ばしたのは、腕周りが50m以上もある超巨大な銀の左腕。ものすごい轟音。目の前を通り過ぎてく巨腕が放つ風圧に思わず目を閉じる。耳に届くのは「効かないか」ってルシル君の困惑交じりの残念そうな声。効果が切れて魔力へと霧散してくイロウエルの奥、そこには無傷そうなヤミちゃんが佇んでた。

「バレットダムネーション」

殲滅せよ(コード)汝の軍勢(カマエル)。ジャッジメント!」

ヤミちゃんの魔力弾
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ