暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos44降臨/砕け得ぬ闇〜System:Unbreakable Dark〜
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ように挟み込む形でわたしとトーマ君に振るわれた。わたしは降下、トーマ君は上昇することで回避。トーマ君が「話を聞けぇぇぇッ!」砲撃シルバーハンマーを剣先から発射。

「サイズディカピテイション」

魄翼が大鎌のようになって、トーマ君の砲撃を十字斬撃で粉砕した。トーマ君は遠距離戦やと分が悪いって判断したみたいでヤミちゃんに向かって突進してもうた。アカン、って制止する前にヤミちゃんは「ドゥームプレッシャー」怪物のような両腕で、「ぅぐ、ぐ、ぐあ、ぐあああああ!」トーマ君を鷲掴んだ。

「トーマさん、リリィさん! やめて、ヤミちゃん!」

――クラウ・ソラス――

言葉だけで止めてもらいたかったけど、トーマ君の締め付けを止めるどころか「うぐぁぁぁあああ!」さらにギリギリと力を加えたから、砲撃で両腕を攻撃したんやけど、ビクともせえへんかった。アカン。魔力量の桁が違いすぎて通じへん。

≪ドライバー保護の為、緊急転移モードを起動≫

「待て、銀十字・・・! ダメだ、銀じゅ――」

トーマ君の姿が消えた。転移したようや。うん、逃げてくれて良かった。あのままやったら間違いなく、トーマ君は握り潰されてた。さぁ問題はこっからや。ヤミちゃんがわたしに振り向いて、魄翼を大きく広げた。あの弾幕攻撃が来ると思うて射程範囲外に出るために飛行開始。

――バレットダムネーション――

そんで発射される弾幕。回避行動に移ったんが早かったおかげで全弾躱しきった。けど、「バイパー」避けた先の足元から槍が連続で生えて来て「きゃあ!?」わたしの右側の翼を貫いた。ガクッと傾く体。わたしに向かって来るヤミちゃん。

「排除します。エターナルセイバー」

2本の炎の剣がわたしを挟み込むように振るわれる。背中の翼は、飛行には直接的に関係あらへんけど、姿勢制御には一役買ってくれてた。それでも急に失ったことで崩れた体勢。それを整えてからの回避は不可能。わたしの防御も、あの強大な魔力で創られた剣の前じゃきっと無意味。リインフォースとのユニゾン状態ならきっと・・・。

(リインフォース・・・ルシル君・・・シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ・・・!)

――護り給え(コード)汝の万盾(ケムエル)――

「「え・・・?」」

ヤミちゃんの繰り出した炎の剣があと少しでわたしに到達するとゆうところで、蒼い魔力光で創られた小さくて円い盾が重なって大きな盾となったシールドが、わたしを護ってくれた。この魔力光、この魔法。それはわたしの大事な家族の1人、「ルシル君っ!!」のものや。

「はやてぇぇぇーーーーッ!」

蒼い魔力で形作られた剣の翼12枚を背負ったルシル君が急降下して来て、「ルシル君っ!」わたしをお姫様抱っこ。そのままヤミちゃんから距離を取
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