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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos44降臨/砕け得ぬ闇〜System:Unbreakable Dark〜
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「あ、ヤミちゃんと目が合うた」ことに気付いた。
「視界内に夜天の書を確認。防衛プログラム及びナハトヴァールの破損を確認。再起動及び修復・・・不可能。魔導書の現保有者を認証・・・困難・・・」
機械的にそう言うてくるヤミちゃんに、「こんにちは! 時間的にこんばんわ、やろか? あ現在の夜天の主、八神はやて言います!」自己紹介。現保有者を認証できひん言うてるしな。すると、「・・・・はっ。待たんか、子鴉!」王さまが怒鳴ってきた。
「なんたる横入りか!あまりの自然さに我ですらも呆けたわ! システムU-Dを起動させたのは我ぞ!」
「はいはい、はーい! 起動方法を伝授したのはこのわたし――キリエ、キリエ・フローリアンです! ヤミちゃん、よろしく!」
「だからなんだ、ピンク頭! 起動方法の伝授と実際に起動したのでは天と地の差があるわ! コレは我のものだ、誰にも渡さんぞ!」
「ひっどーい! 話が違いますよ、王様ぁ〜〜〜!!」
王さまとキリエさんがぎゃあぎゃあと言い争いをしてると、「状況不安定・・・。駆体の安全確保を最優先。危険因子を選定・・・完了。これより排除します。空中打撃戦システムロード。出力上限、6%」ヤミちゃんからそんな言葉が発せられた。
「魄翼を展開」
ヤミちゃんの背中から赤いような、赤黒いような、深紫のような、様々な色が交わった魔力の霧みたいなもので出来た翼――魄翼が一対展開された。それと同時に発せられる、今まで以上の強大な魔力。わたしとトーマ君はそのとんでもない魔力とプレッシャーに当てられてビクッと硬直。王さまもキリエさんも「っ!」言い争いを止めて、ヤミちゃんを見た。
「「「『っ!!?』」」」
魄翼の中から物質化した怪物のような腕が伸びて来て、「ぐわぁ!?」「きゃあ!?」王さまとキリエさんをその鋭い爪で薙ぎ払った。そんで爪が消えたと思うたら、「ジャベリンバッシュ」今度は巨大な槍がわたしとトーマさんに向かって飛んで来た。
「司令!」
トーマ君にドンッと肩を突き飛ばされて難を逃れた。トーマ君もまた反対側に横移動して回避。体勢を整える前にヤミちゃんが「バレットダムネーション」大きく広げた魄翼の表面から何十発ってゆう魔力弾を放ってきた。
「銀十字!」
トーマ君とわたしを護るように展開された何十ページもの紙片が列を作って並べられて、ヤミちゃんの放ってきた弾幕を防御・・・しきれへんかった。押し切られる。そう思ってすぐに「パンツァーシルト!」を展開。トーマ君は「ミッド式のバリア・・・!?」で防いでた。ミッド式の魔法も扱えるんやなって、この緊急事態の中でそう思った。
「待って、止まって、ヤミちゃん! 話を――」
「エターナルセイバー」
左右の魄翼が炎の剣になって、まるで鋏の
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