暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos44降臨/砕け得ぬ闇〜System:Unbreakable Dark〜
[3/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
が理解できないですけど、でも放っておくのはダメだって判ります!』
「ですけど、ここからはホンマに危険なんです。一緒に戦って助けてくれたことはホンマに感謝してます。ですが、これ以上は巻き込めませんので」
そう話をしてる間にも王さまは期待全開って風に「おい、ピンク頭。準備は整ったであろうな!」ってキリエさんに確認を取って、「はーい♪ 強制起動システムは完全・完璧状態で正常起動、リンクユニットもフル稼働でーす?」キリエさんも陽気な声で返してる。
「括目せよ! 無限の力・砕け得ぬ闇――システム:アンブレイカブル・ダークの目覚めの時をッ!」
王さまが高らかにそう言い放つと、砕け得ぬ闇を囲ってた光の柱が砕けた。そんでドクンと砕け得ぬ闇が1回、脈を打つように動いた。王さま以上の、ううん、ナハトヴァールよりもずっとすごい魔力が発せられた。
「ふっふっふ。我が記憶が確かであれば、砕け得ぬ闇のその偉容は、大いなる翼! 名前からしておそらく戦船。かの有名な聖王のゆりかごを超える物であればなお良し! いや、もしくは体外強化装備か?
何はともあれ、こうして絶大にして偉大なる力を手にするのだ。もう我らの行く手を邪魔する者など現れはしまい。残念だったな、子鴉。我らの勝ちだッ! さぁ、永き眠りより目覚めよ、牢を破りて蘇れ、砕け得ぬ闇! そして我、闇統べる王ロード・ディアーチェの手に収まるがいい!!」
一際強く発せられた魔力の光がわたしらの目を焼いた。堪らず両腕で目を、顔を庇う。光が治まったんを確認して両腕を退け始めたその時、「おおお!・・おおお?・・・おお!?」王さまと、「はいぃぃっ!?」キリエさんの素っ頓狂――困惑の声が聞こえてきた。そんでわたしも「アレが、砕け得ぬ闇なんか・・・?」困惑する。
「ユニット起動・・・、無限連関機構・・・動作開始。システム:アンブレイカブル・ダーク、正常作動を確認」
薄くなった魔力の球体の中に佇んでたのは小さな女の子やった。キリエさんが「もしもーし。システムU-Dが人型だなんて聞いてないんですけど・・・!」って王さまに言うと、「むぅ? 我の記憶でも、人型であったとはないはずなんだが」と唸るだけ。
「いや、それを言うなら、我らマテリアルとて元々は人型ではなかったわけだが。我らに倣って人型を取ったか? では、その理由はなんだ? 解らぬ・・・」
『八神司令、トーマ。あの子から害意は感じられないよ』
リリィさんの言う通り、魔力がすごいだけでその小さな体からは嫌な感じはせえへん。砕け得ぬ闇。その名前から誤解してるんかも。“闇の書”かて“夜天の魔導書”って綺麗な名前やったし。とりあえず「砕け得ぬ闇やから・・・ヤミちゃん?」呼ぶためにあの子の名前を考えてみた。リリィさんには『可愛いですね♪』好評や。と、
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ