第11.75話 しかしその願いは叶わない
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
殺そうと思ったことは一度もないな」
それを聞いたアギトはブレードを元に戻した。
「分かった。もう敵対するつもりはない」
全員は安堵した。
「だが、"侵略虫"は皆殺しにしてやる」
アギトは拳を握りしめた。
「少なくともアイツだけは絶対に‥‥‥‥」
マリーはアギトに訊いた。
「アイツって誰なの?何なら私たちも手伝うよ?」
アギトは大声で言った。
「いらんッ!これは俺一人の問題だ!」
マリーはシュンとした。
「‥‥‥‥‥ごめん」
アギトは振り返り森の奥へと歩いて行った。
最後に森の奥から声が聞こえて来た。
「お気遣いありがとうよ」
それを聞いたマリーは少し笑顔になった。
**********
ー森 山の上ー
一人の男が崖の上から何かを見ていた。
「どうしました?」
その部下が男に声をかけた。
「見つかりましたか、迅さんは?」
男は顔を部下に向けてにらんだ。
「あんな奴、呼び捨てでいいんだよ!」
部下は慌てて訂正した。
「は、はい!迅は見つかったのですか!!」
男は答えた。
「あぁ、向こうを見張ってたらすぐ見つかったよ」
「それではついに!」
男は笑みを浮かべた。
「あぁ、ショーの始まりだ」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ