マクロスF
0765話
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子というものがあるし、何よりあれ程の惑星に移住できる好機を逃す訳にはいかない』
「へぇ? けど、俺達がバジュラを倒した後で漁夫の利を狙ってこっちに攻撃を仕掛ける……そんな手段もあると思うが? もし上手く行けば、一石二鳥どころじゃない儲け話だ」
『ふふっ、確かにそうかもしれないが、それでは単なる恩知らずではないかね?』
「政治家というのは、結果が全てだろう? なら何も問題は無いと思うが」
『いやいや、そんな事は無いよ。確かに結果は大事だ。だが、私はフロンティア船団を代表する大統領でもある。つまり、こういう言い方はあまり好きではないが、フロンティア船団の象徴と言ってもいい。その象徴の私が汚い真似をして惑星を手に入れたとして、フロンティア船団の住民達は喜んでくれると思うかね? 少なくても、もし私がフロンティア船団の住民であったとしたらそんな大統領はごめんだ』
「……なるほど。思っていた以上に良識派らしいな」
『そう言って貰えると嬉しいよ。……それで、どうかね。君の試験に合格はしたかな?』
「ああ。満点に近い程にな。……改めて、グラス大統領。シャドウミラーの代表として共にあの惑星を攻めるのに協力して貰いたい」
『その提案、受けさせて貰おう。こちらも既に出撃の準備は全て整っている』
大統領の言葉を聞き、ブリッジのメンバーが……特にランカの心配をしていたオズマやアルトが安堵の息を吐くのだった。
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