マクロスF
0765話
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きるように。
「当然その辺の考慮はするさ。俺としてもランカとの面識はあるんだしな。恐らくその場合はシャドウミラーの主戦力でもあるメギロートという無人機に人間を見つけたら攻撃しないか、あるいは保護するように命令することになると思う」
「……無人機? PTとかいうのがシャドウミラーの主戦力じゃ無かったのか? それにバジュラ相手に無人機は……」
話を聞いていて疑問に思ったのだろう。ミハエルがそう尋ねてくる。
「ああ。以前言ったかどうか忘れたが、シャドウミラーというのは基本的には小さい組織だ。ただ、量産型Wという人造人間や、無人機……こっちの世界で言えばゴーストみたいなものだが、当然ジャミングとかにも対応出来るようになっているこれらが主戦力だ。で、量産型Wが乗っているのがPTだな」
「人造人間? それって……」
「ああ、言っておくがあくまでも人型の機械だ。魂やら人格といったものはない」
正確に言えばWナンバーズなら話は別なんだけどな。エキドナやラミアは既に己の人格を確立させてるし。……まぁ、エキドナの場合は俺やレモンの行動もあるけど、技術班の馬鹿騒ぎによって自意識の確立が加速したような感じだが。
人造人間という言葉はさすがに予想外だったのだろう。思わず黙り込んだ皆を率いて……やがてブリッジへと到着する。
そのままブリッジの中に入ると、既にジェフリーやオズマ、キャサリンといった面々や、その他にもブリッジクルーが全員揃っていた。
「待たせたか?」
「いや、大統領からの通信はまだない。……それにしても、よくこんな状況の中で戦闘訓練とか出来るよな」
「俺に言うなよ。希望してきたのはアルトなんだから」
そんな風にオズマと会話をしていると、丁度時間になったのだろう。ブリッジへと通信が入る。
『済まない、待たせたかね?』
その通信画面に映ったのは、当然の如くグラス大統領だ。どこか疲れた表情を浮かべている。
いやまぁ、まず確実に俺が原因なんだろうけどな。
それはともかく、早速とばかりに本題に入る。
「で、どうするか決まったか? 俺としてはバジュラの死体から取れるフォールドクォーツを独占出来たりもするから、シャドウミラー単独でバジュラ本星を攻めても構わないが?」
いきなりのその言葉に、ブリッジにいたメンバーの大半が驚きの表情を浮かべる。この期に及んである意味で喧嘩腰ともいえる風に話を進めるとは思わなかったのだろう。
だが、さすが大統領を務めているだけあって、画面の向こう側にいる人物は愉快そうな笑みを浮かべて口を開く。
『はっはっは。確か以前君から聞いた話が事実であるのなら、君達だけであのバジュラ本星にいるバジュラを全て倒す事も可能なのだろう。だが、さすがにそれだとこちらとしても面
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