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ストライク・ザ・ブラッド 〜神なる名を持つ吸血鬼〜
神意の祭典篇
40.神意の祭典
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よ!」
立上が右腕を突き上げる。爆発的な魔力の波動が大気を震わせる。
彩斗も右腕を闇夜へと突き上げ、鮮血が撒き散らされせる。
「若虎──ッ!」
少女の叫ぶような声が響いた。それは吸血鬼さえも戦闘不能にする対魔族武術“虎皇神法”だ。その攻撃が直撃すれば彩斗も無事では済まないだろう。
しかし彩斗はその攻撃を回避すらしない。
「紅蓮──ッ!」
彩斗が信頼する少女の声が響いた。二つの呪力をまとった拳が激突し合い大気を震わせる。
彼女を信頼しているからこそ彩斗は避けることはしなかった。
「彼女はボクに任せて彩斗君はあいつを止めて!」
「おう。頼んだぞ、逢崎!」
彩斗は意識を再び、目の前の不敵な笑みを浮かべる立上を睨みつけた。
「行くぞ、立上!」
「来いよ、緒河ァ!」
二つの膨大な魔力が徐々にそれぞれの形を形成していく。
「降臨しろ、三番目の眷獣、“
真実を語る梟
(
アテーネ・オウル
)
”──!」
「顕現しろ、二番目の眷獣、“
大蛇の母体
(
ヘラ・バジリスク
)
”──!」
神々しい輝きの黄金の翼を持つ梟と無数の蛇を従える大蛇の母体が向かい合う。どちらも“
神意の暁
(
オリスブラッド
)
”が従えし、真祖を殺す神々の名を関する眷獣だ。
どちらが真の“
神意の暁
(
オリスブラッド
)
”となるかを決める祭典が今、幕を開けた。
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