第11話 カップ麺は3分では食べられない
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バチチチチチチッ
指から生えた口器を使い弾丸をはじいていた。
「推進力のあるものほど横からの力に弱いのさ。場合によっては
葉っぱ一枚で軌道が逸れることまであるらしいぞ?」
つまりこいつは、弾丸を自分に当たる前に横から弾いて逸らしているのだ。
"侵略虫"の動体視力はとてつもないもので
弾丸もピッチングマシンの投球ぐらいで見えているらしい。
つまり、見えないことはないということだ。
(それでも、野球ボールよりはるかに小さい弾丸をはじくのは至難の業)
バチチチチチチッ
「ハハハハッ!当たんねぇなぁ!」
ガガンボ型は嘲笑った。
「じゃあこれならどう?」
突如、後ろに女が現れた。
『なっ、いつの間に!?』
バッ!
ガガンボ型は口器を後ろの女に向かって突き出した。
バシッ!
女はあっさりと口器を掴んだ。
隊員たちは女の人を見て叫んだ。
「レイラさんだ!これでもう大丈夫だ!」
レイラは隊員たちに言った。
「離れてなさい」
ガガンボ型はこれを余裕と受け取ったらしく眉間にしわを寄せて言った。
「そこのお姉さん、邪魔しないでくれるかな?」
レイラは鼻で笑った。
「そんなこと言われておとなしく下がると思ってるの?」
ガガンボ型は掴まれた口器を引き抜いて言った。
「じゃあここで死ぬんだな、お姉さん」
レイラはガガンボ型の向こうを見て言った。
「やっぱり前言撤回。下がらせてもらうわ」
スタスタ‥‥
『何だ、この女‥‥?』
ガガンボ型は思った。
レイラはガガンボ型の右側に避けながら教えてあげた。
「私の仕事は足止めだから」
バシュゥゥゥゥゥッ!!
ジェット噴射のような音が聞こえたので、ガガンボ型は急いでその方向を見た。
「おらぁぁぁーーーーーーーーーーーッ!!」
リオさんが猛スピードで飛んで来ていた。
「うおおおっ!?」
ガガンボ型はとんでもない声を上げた。
リオさんは飛びかかりながら叫んだ。
「いつになったら俺の詳細が言えんだぁぁぁーーーーーーーーーッ!!!」
「知るかあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!」
ガガンボ型が大声でツッコんだ。
「何だおm―――――」
ボンッッ!!
あの推進力のままの膝蹴りでガガンボ型の顔面をはね飛ばした。
ズザァァァァァァァーーーーーーッ!!
リオさんが地面に着地した。そして、ガガンボ型に足を置きつつ言い放った。
「てめぇらここで俺の説明の邪魔をする以外に仕事はないのか?」
グチャッ!
ガガンボ型にとどめを刺した。
レ
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