二十三話:観察する魔王様
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作りだしたであろう彼はどこにいるのだろうか?
あたりを見まわして見るが見当たらない……入れ違いになったのだろうか?
一先ず観客室に戻ると上級悪魔達が顔を真っ青にしていた。
何事かと聞いてみた所全員が口をそろえてこう言った。
「殺されると思った。」
ただ、一度睨まれただけで自身の死を予感したと言うのだ……
彼はただ家族を迎えに来ただけだと言うのにだ
……圧倒的な力、存在感、それらで相手を恐怖のどん底に突き落とす『最強の赤龍帝』……恐ろしい。
フェニックス卿は今回の件に関しては何も言わないようにするつもりらしい、彼に逆らえば他の家族の命すら危ないと考えたようだ。ライザー君に関しては酷い災害にでもあったと思って諦めるようだ。
災害か……まさに言いえて妙だ。彼は災害と言う方が良いような人間だ。
『災恐の赤龍帝』とでもいった方がいいかもしれない。
そう言えば……レイヴェル君はあれ程酷い目に合わされたと言うのにいやに熱っぽく彼を見つめていたな……男女の関係と言うのは良く分からないものだね。
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