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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
その後
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が消えた”と言う事実だけを伝え、死んだと言う事実は伝えていなかった。
コーヒーを飲み終わると、新羅が言う。
「……所で、午後の授業は後幾つ?」
「後二つかな。後処理あるけど今日のオフ会には間に合う」
「そうなんだ」
新羅が言うと、俺は頷く。
『マスター、そろそろ次の支度をしないと間に合わないよ!!』
スマホからストレアの声がし、俺は「また後で」と新羅に言い、カフェテリアを後にした。


































一仕事を終えた後、俺はエギルの店、<ダイシー・カフェ>の前でバイクを止めた。すると、和人と明日奈、後、直葉が入り口の前で立っていた。
「……何してんだお前ら」
怪訝そうに俺が言うと、和人が俺の方を向く。
「あ、いや来人さん。実は直葉にエギルの事について話してたんです」
「敬語は無しにしろ。さんはつけろ。そして中入れ」
俺が言うと、和人はドアを押し開ける。
カラン、と響く音、それに重なって、わあっと言う歓声、拍手、口笛が盛大に巻き起こった。
「ーーーーーおいおい、俺達は遅れてないぞ?」
呆れて俺が言うと、制服姿のリズベットが進み出てきて言う。
「へっへ、主役は最後に登場するものですからね。あんたたちには遅い時間を伝えてたのよん。さ、入った入った!」
俺達四人はたちまち店内に引っ張り込まれ、俺と和人は店の奥の小さなステージに押し上げられた。ドアがバターンと閉まり、直後、BGMが途切れ、照明が落ちる。
いきなりスポットライトが俺達に落ち、再び、リズベットの声がした。
「えー、それでは皆さん、ご唱和下さい。………せーのぉ!」
「キリト、ライト、SAOクリア、おめでとー!!」
全員の唱和。盛大なクラッカーの音。拍手。
俺は和人を睨み、呆れ顔になった。


















今日のオフ会ーーーーー<アインクラッド攻略記念パーティ>を企画したのは和人、リズベット、エギルの三人。だった筈なのだが、いつの間にか和人抜きで話が進んでいたらしい。なんともまぁサプライズ好きの連中である。
「エギル、ジンジャー」
俺はカウンターに行き、スツールに座りながらオーダーする。
数秒後、ジンジャーエールが出てきて、それを一息で飲む。
「来人、お前教師になったんだって?モテモテで大変だろう?」
「強面店主よりかはマシさ」
俺が言葉の暴力で返すと、エギルは泣いた。
「………本来なら、ダークも出れれば良かったけどな……」
俺はそう呟き、窓側に移動し、夜空を見上げた。




















???Saibo
「……
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