第195話 悲劇の始まり
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囲むように6角形状に並べられていた。
ジュ「リョウ殿・・・こ、これは、いったい・・・・?」
1歩後退りをしながら、ジュラはさっきと似たような問い掛けを再びリョウにする。
リョウは血塗れでボロボロになった青い着物を引き裂きながら、ジュラと視線を合わさずに呟いた。
リョ「“仲間の想い”は、俺がこの魔法を発動させる源になる!」
リョウが呟いたのと同時に、リョウの足元に金色の魔法陣が浮かび上がった。すると今度は、6角形状に並べられた6本の聖剣が金色の光を帯びながら光だし、ふわぁと宙に浮き上がった。
リョウはゆっくりと目を閉じる。
ジュ「こ・・これは・・・!」
目を見開いたジュラはその後の言葉が続かなかった。
リョ「聖なる剣に宿りし守護剣士達よ・・・!我はそなた等が認めし忠実なる者・・・今、我が身に宿り、その力を最大限に解放せよ・・・!」
リョウはカッ!と目を見開いた。
リョ「第二魔法源、解放!」
宙に浮き上がった6本の聖剣から、銀、水色、青、桃色、紫、黒に光り輝く光が飛び出し、リョウの身体に吸い込まれていく。
ジュ「(聖剣使いが解放する第二魔法源・・・その魔法は、伝説の1つとして数えられる超魔法の1つ・・・!)」
ジュラは目の前の光景に呆気に取られていた。
そして、ジュラの目の前にいたのは、さっきまでのリョウではなかった。引き裂かれた着物の間から見えるリョウの身体には、銀、水色、青、桃色、紫、黒の渦巻いた模様が走っており、リョウの茶色い瞳が、赤色に変色していた。
リョ「聖なる力!!!」
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レヴ「星竜の・・・流星群ッ!!」
キー「エレクトニクス!目の前の敵を蹴散らせェ!」
ドラゴンフォースを発動させたレヴルと、13番目の鍵、未知の星霊のエレクトニクスがナツに襲い掛かった。
ナツはレヴルの拳を身体を右に傾けて避け、エレクトニクスの頭突きをその場で跳躍してかわす―――が、流星群のように速く動く事が出来るレヴルはすぐにナツと同じくらいの高さまで跳躍すると、ナツの鳩尾に蹴りを食らわせ、続いて後頭部に踵落としを食らわせた。
ナ「ぐふっ!・・ガッ!」
頭が下、足が上の状態で真っ逆さまに落下するナツの身体を、エレクトニクスが鋼鉄
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