第195話 悲劇の始まり
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すぞっ!」
シェ「分かった!」
ハル「そっちが最初に妖精を撃破するなら・・・イレーネ、俺達もやるぞ。」
イレ「言われなくても、そうするわよっ!」
リオンが両手を構え冷気を溜め、シェリアが黒い風を纏った両腕を掲げ、ハルトが雷の槍の先端に雷を圧縮させ、イレーネが両手に白い光を纏った。
4人同時に妖精に攻撃を放とうとする。
グレイは隣にいる、呼吸のリズムと共に上下するユモの左肩に手を乗せ自分の方に引き寄せた。
グ「“仲間の想い”が懸かってるんだ。あっちが4人同時に俺達に攻撃してくるなら・・・俺達は、全魔力をぶつけて、4人同時に片付ける!」
ユ「うん!」
グレイはユモの肩から手を離すと、今度はユモの右手を力強く握った。
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ジュ「ハァ・・ハァ・・・ハァ、ハァ、ハァ・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ、ハァ・・ハァ・・・」
リョ「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
血と傷だらけの2人の身体は、ちょんっと軽く押しただけでバタン!とその場に倒れてしまいそうなほどボロボロだった。
だが、身がボロボロでも、心は磨いた窓ガラスのように透き通っている。
ジュ「ハァ・・ハァ、ま・・まさか、鳴動富嶽を、食らっても・・・ハァ、ハァ・・・倒れんとは・・・ハァ・・ハァ、ハァ・・・予測・・不可能じゃったな・・・ハァ・・ハァ・・・」
リョ「ハァ、ハァ・・・ハァ・・じ・・自分、でも・・・ハァ、ハァ、驚き・・です・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ、ハァ・・・」
そう言うと、リョウは両手に持っていた『銀覇剣』と『天力剣』と、口に銜えていた『嵐真剣』を鞘に戻し、鞘に差していた『花錦剣』と『妖魔剣』と『竜風剣』と一緒に、6本の聖剣を地面に置いた。
ジュ「!?」
その光景を見たジュラは目を見開いた。
しかも、リョウは6本の聖剣をただ地面に置いてる訳ではない。リョウを囲むように、1本1本ゆっくりと、6本の聖剣を並べていく。
ジュ「リョ、リョウ殿・・・いったい、何を・・・・?」
リョ「まさか・・自分が、この魔法を・・・発動させる時が、来るとは・・・正直、思ってもみなかった、な・・・・」
問い掛けるジュラの声が聞こえていないのか、リョウは独り言のように呟きながら6本の聖剣を並び終えた。
6本の聖剣は、リョウを
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