第195話 悲劇の始まり
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らぁ〜とよろめきながら立ち上がった時、目の前にいたのは―――――、緋色の髪の毛を高く結え、黒を基調とした羽の生えた鎧―――黒羽の鎧に換装したエルザがいた。右手には1本の剣が握られている。
エ「倒すべき相手の魔法が変わろうが構わん。目的はただ1つ―――――」
そう言うとエルザは小さく地を蹴り駆け出した。
エ「勝つだけだァァア!」
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リオ「アイスメイク、白虎ッ!!」
ハル「落雷砕!」
前方から仕掛けてくるリオンとハルトの攻撃をかわすと、グレイは両手を構え冷気を溜める。
グ「氷撃の鎚ッ!!」
巨大な氷の鎚を造形し、リオンとハルトの頭上に振りかざす―――が、ハルトは素早くその場から逃れ、リオンは両手を構え冷気を溜めると、
リオ「アイスメイク、大猿ッ!!」
巨大な氷の猿を造形し、グレイの攻撃から身を守った。
グ「チッ。」
小さく舌打ちをした後、再び両手を構え冷気を溜めたグレイのがら空きの背中目掛けて、
シェ「天神の舞ッ!!」
黒い風を両腕に纏ったシェリアが攻撃を仕掛けた。反応に遅れたグレイに黒い風が直撃する、と思ったその時、グレイと黒い風の間に地面から氷柱が生え黒い風を弾き返した。
ユ「ギ・・ギリギリセー」
イレ「白光弾!」
ユ「キャア!」
地面に両手を着いた状態のユモの背中にイレーネが白い光を纏った拳を叩き込んだ。
リオ「アイスメイク、鷲ッ!!」
イレ「うぐっ・・うぁあ!」
ユ「氷乱刃ッ!!」
リオ「「ぐァあっ!」
無数の氷の鷲を造形しイレーネを攻撃したリオンの背後から刃のような形をした無数の氷で斬りつける。
シェ「天神の北風ッ!!」
ユ「うああああああっ!」
グ「氷槍騎兵ッ!!」
シェ「キャアァァアアァアアアア!」
ハル「雷球!」
グ「ぐォおあっ!」
シェリアが黒い風でユモを攻撃し、グレイが隙を突いてシェリアの背後から無数の氷の槍で攻撃し、ハルトががら空きのグレイの背中目掛けて電撃を帯びた雷の球体が直撃した。
攻撃、防御、チームワーク、共に一切隙を見せない三角戦闘は全く埒が明かない。
リオ「日も暮れてきた。シェリア、この一撃でまずは妖精の尻尾を倒
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