暁 〜小説投稿サイト〜
チームは5人? いえ6人です!
第6話 チーム結成のために
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
じゃないですわよね? それなら、エストも精霊ですから、あなたのチームは結局1人となりますわよ」

にっこりとして聞いてみる。

「……」

グレイワース学院長なら、そのままうけつけそうで怖いが、担任であるフレイヤ先生なら、却下してくれるだろう。

「クレアの意志は、ハヤトと同一チームであるということですよね?」

「そ・そうよ。何か文句ある!」

「いえ。カミトもそれで問題ないのですね?」

単なる確認だが、

「そうだな、一応契約精霊になるっていったからな」

「そういうことなら、カミトはクレアのチームに所属するつもりということなんですね。あたしもカミトが入るチームに入らせていただきたいのですけど。クレア、いかがかしら?」

「わかったわよ。それでいいわよ」

「ありがとう。カミト、クレア」

「要件はそれだけかしら、エルダ」

もしかして、気がついているかな。

「いえ、カミトがいるチームになら、入っていただきたい方を推薦もさせていただきたいのです」

「エルダ。まさか、リンスレットだなんていわないでしょうね」

「その通りですけど、私はカミトに彼女を推薦するのでして、クレアのチームを直接推薦しているわけではありませんわ」

「そんなの、却下よ却下!」

自分でも詭弁だとはわかっているが、言うだけは言ってみた。リンスレットの忍耐がきれかかっているのか、キャロルが押さえにかかっているから、なるべく手短に話をすすめるか。

「貴女たちが組むと、チームワークに問題が出るっていうのは知っているけれど、私の眼からみたら、リンスレットだけじゃなくて、クレアにも問題があるからよ」

「そんな。嘘でしょう」

「あたしとリンスレットが組んだときの勝率は、そこまで悪くないわよ。リンスレットが、どこにいるかわかっているから、そこを気にすればよいだけであって、クレアにはそれができていないからよ。チームワークを崩しているのはクレアも一緒よ。それに、クレアとハヤトの2人でもチームワークがとれていないのは、昨日だけでも見受けられたわよ」

「もしかして、喧嘩打っているの?」

そんなクレアに俺は

「貴女の欠点を指摘しただけよ。信じられないのなら、今から元素精霊界で剣舞しましょう」

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ