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チームは5人? いえ6人です!
第6話 チーム結成のために
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に勝てるチームでなければ、優勝は難しいと思うわよ」

「それはそうとして、なんでわたくしのこと聞いてきたの?」

「好きだからよ」

「あ・ああ・貴女ね。な・なな・何いってるのよ」

「言い方がわるかったかしら。貴女の弓を放つ姿勢が好きだからよ。威力も申し分ないし、欠点は、目立とうとしすぎるぐらいだけど」

「貴女、もしかして、私のこと、からかっているのかしら?」

「あら、そんなことありませんわ」

そう言って、俺は目をそらしてしまいそうなのを、無理をして彼女の眼を見続けていた。それでごまかし切れたのか、

「まあ、いいですわ。わたくしはわたくしの方法でチームをつくりますから」

「けれど、チームは早くきめた方がいいとは思うわよ。なんせ、精霊剣舞祭<ブレイドダンス>は、1チーム6人とはきまりましたが、どんなルールで戦うのかわからないのですから、個人の能力の高さの他に、1チームが2つや3つにわけてブレイドダンスをおこなう必要があるのかもしれませんから」

そう言って話を終えようとすると、キャロルがリンスレットに小声で何かを伝えている。そのあとに、俺のところにキャロルがきて、

「お嬢様は、エルダさんのお誘いを受けても良いとおもっていらっしゃるみたいですよ」

「ありがとう」

キャロルのこういうスキルは高いんだよな。すぐにリンスレットを誘うのもバレバレだから、この話題は明日にのばさせてもらった。



翌日夕刻のレイヴン教室。帰りのホームルームが終わったところで、カミトに声をかけた。
俺の後ろには、リンスレットとキャロルで、カミトの横にはクレアと剣精霊であるエストがいる。エストのことは、今朝のホームルームで紹介されたので、流すとして、

「このあと、カミトと別な場所でお話をさせていただきたいのですが、よろしいですか。もちろんクレアも同席されてかまいません。私の方もリンスレットとキャロルについてきてもらいますので」

カミトが一瞬困ったように、クレアの方へと顔をむけたが

「好きにすれば」

そのひとことで、カミトはそのままついてきてくれることになった。
場所は、昨晩消失したカミトの寮だった場所の近くだ。

「それで、さっそくお話したいというのは、カミトのチームに入りたいのですが、カミトはどのチームかに所属していますか?」

「いや、まだきまっていないというか……」

「カミトはあたしの奴隷精霊なんだから、あたしのチームにきまっているでしょう」

クレアが割り込むのは計算のうちにはいっていたので、

「それでは、クレアはチームとしてカミトと同じチームとして学校に届け出は、出していますか?」

「それは、まだよ」

「そこにカミトを精霊として届け出るつもり
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