第2話 コイノキオク
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「咲希君ってあんなにバイオリン上手だったんだ....．知らなかったなぁ。」
私は芸術会館での彼の演奏を思い出す。
純粋で、優しくて、響きのある音で......自然と引き込まれてしまいます
次の日......
「咲希くん!!!」
「は、は、 はい!!!!」
ん？どうしたんだろう?? 調子でも悪いのかな??
「咲希君のバイオリンの演奏、すごかったよ!!!!!
なんていうんだろう... と、とにかくすごかったよ!!!」
「あ、うん。 って えぇぇぇぇぇぇ。 僕のバイオリン聞いてくれたの?!
あ、あ、。ありがとう!!!」
「ねぇねぇ、合唱祭で咲希くん。バイオリン弾いてみない??
ピアノは私が弾くからさ... ど う かな??」
というのも 合唱祭で優勝したいがためでした。
「は、はい!!!! も、望月さんのた、頼みなら、よ、喜んで...」
あ、あれ?? な、なんか空回りしてない?? まぁいいや。これで合唱祭一位間違いなしだね...!!
次は音楽の授業です。
あぁぁあ!!!!!!!。 楽譜ゥ!!!! 楽譜を忘れてしまいました..
急がないと始まっちゃうよー.....
「音楽室は一階、教室は二階。間に合え〜 って ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」
真上を見ると階段から落ちてくる咲希君..... ヤバイよ... ぶつかっちゃう....
「ヒ??」
私は今の状況を理解するのに数秒はかかってしましいました。
何故か床にら叩きつけられている自分、真上には咲希君、
両手は彼の手に縛られ...
「つ、ばさ??」
「え?? キャーーーーーーー。」
「え?? あぁぁぁぁぁ ご、ごめんなさいぃぃぃぃぃい.....」
「わ、私、が、楽譜取りに行かないといけないから..!!」
逃げました。いや、逃げるしか方法ないでしょ.....
なんとか授業には間に合ったけど....先生からは何度も注意されるし.....
あぁもう!!! あの時の出来事が頭から離れません!!!
先生に怒られながらも授業は終わりました
「あ、あの。さっきはごめんなさい!!!!!!」
咲希君だった。
「い、いやいや、気にしてないからね。うんうん。
階段から落ちるなんてよくあることだよね。き、気にしないで....」
階段から落ちるとか普通じゃないだろっ!!! って自分に突っ込みながら
私は彼に対して今まで経験したことない感情。
なんていうんだろうな...そう..........恋です。
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