騒がしい春の協奏曲(四月)
第一章 小問集合(order a la carte)
第二話 彼らとの出会い
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だよくわからないのだけれど。
蛇ににらまれた蛙状態の二人に島田さんと姫路さんが飛びかかる。
「何をするのじゃ!!」
「美波落ち着いて、美波は背が高くてスタイルも良いけれどただ胸が痛いほどに関節を決めないで!!!」
「ほんとです、本当です!木下君の腰もくびれてます!!」
「なんで!!くびれてるってどう言うこと!!」
「ワシは男じゃということを忘れておらんか!」
「ど、ど、どんなダイエットをしてるんですか!」
「そして腕はそっちに曲がらない!!!」
「なにを食べたらそうなるのよ!」
島田さんも姫路さんもそこまで心配する必要はあるのだろうか。
そうこうとしているうちに、いつの間にか雄二と明久が消えていた。
どこにいったのかな、と思っていたら不適な笑みを浮かべていた。
何事?と視線を送ると、二人は笑う。
それは、いたずらっ子が新しいいたずらを思いついたような顔で。
「妃宮、お前勉強はどれぐらい出きるんだ?」
そう言って雄二に手渡されたプリントは英語の問題だった。
「授業のまねごとをしてみてくれ。」
講義1
妃宮「コホン、それでは姫路さん。次の語句を日本語と同じ意味になるように並べ変えてください。」
父は玄関に出るのが億劫なので、よく居留守を使った。
Being(answer/be/door,/father/my/often/out/pretended/reluctant/the/to/to).
姫路「はい。」
姫路瑞希の答え
Being reluctant to answer the door, my father often pretended to be out.
妃宮「正解です、今回の文章では文頭に出てきているBeingに注目するのが味噌でしたね。日本語の文章にある「なので」に相応する語句が選択肢の中にありませんでしたのでこの場合Beingは分詞構文のものだと考えることが可能です。まずこの文章における主節、「父はよく居留守を使った」を言い換えてみましょう。吉井君、日本語で言い換えたらどうなりますか?」
吉井「えっ?僕?えぇっと。そうだ!父はよく箪笥に逃げ込んだ、でどうかな。」
妃宮「………、吉井君のお父さまがどのような扱いを受けているのかは知りませんが、私ならば父は外出している振りをした、と言い換えます。そしてこの日本語ならば語句群の単語で文を作れそうですね。適宜選んでいきますと次のような文節ができます。」
できあがった文節 my father pretended to be out
残っている語句 (answer/door,/often/reluctant/the/to)
「遅ればせながらpretend toVは振りをすると言う意味を一応確認しておきます。さて、分詞節につ
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