オーバーロード編
第14話 彼と彼女の行き先
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たのは、数機の通信機。携帯電話が使えないなら、通信手段は限られる。ガレージに来る前に、乗り捨ててあったトルーパー隊のカーゴ車から裕也が拝借してきた。
「今は力を合わせないと、でしょ?」
今度の耀子の声には血が通っていた。
「じゃあまず、街をパトロールして、取り残された人を安全な場所まで避難させる。みんなっ」
おのおのが承知の返事をした。紘汰が通信機を投げ渡した戒斗も、舞の方針に否は唱えなかった。
舞を残して皆が出て行く中で、裕也は耀子に囁いた。
「(抜けてもいいっすか? 巴ちゃんと初瀬が気になるんで)」
「(分かったわ。あの子たちはごまかしといてあげる)」
「(ありがとうございます)」
パトロールに散っていく仲間と同じような動きをしつつ、裕也はユグドラシル・タワーへ続く道へ進んで行った。
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