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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
再起-リヴァイヴァー-part1/師弟対決!ゼロVSウルトラマンレオ
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にレオの修行が厳しかったのか?」
『ちげーよ。そんなんじゃねえっての!』
ヤケにムキになって否定するあたりが怪しい。サイトは目を細めてゼロを怪しんだ。大概の不良少年というものは、かったるくなったりほんのちょっとでもきついことに直面すると、めんどくさがってやるべきことをほっぽり出してしまう。半ばグレているようなキャラをしているゼロならありえない話じゃない。
しかし、次にゼロはK76星から無断で逃げ出した理由を明かした。
『俺はもうとっくに宇宙警備隊に復帰してまた戦っても構わない実力自体は積んだ!なのにレオはそれを認めようとしなかったんだ!』
「当たり前だ。光の国で追放処分を下されたお前をそう簡単に認める訳にはいかん」
「つ…追放処分!!?」
思いもしない単語を聞いたサイトは驚愕した。ウルトラマンの中でこれまで罪を犯したことがあった者といえば、自分の親を結果的に殺めたツルギことウルトラマンヒカリくらいで、まさか自分とこうして一体化を果たしているゼロが同胞たちから罰を下されていた身だったとは。
「追放って…一体何を?」
思えば、どうしてゼロが周囲を省みようとしない戦いを試みてきたのか。他人に認めてもらいたかったから?いや、もっと根源的な理由があるはずだ。それがもしかしたら追放処分を受けたことにも繋がっている気がしたサイトは気になってゲンに尋ねた。
『お、おい待てよ!人の過去を…!』
「ゼロ、これはお前が背負わなくてはならない業だ。それは、お前とどうかを果たしたその少年も知る必要がある」
ゼロがゲンと言い合っている一方で、サイトとゲンの周囲の景色が一変した。夕方だった空…いや、ふたりの周囲が真っ暗になった。
「こ、これは…!?」
サイトは驚いて辺りを見渡した。
「これはテレパシーを応用した、君とゼロ、俺にしか見えていない映像だ」
目の前でゲンがそう言うと、映画のワンシーンのように、サイトの目にSF映画で見かけるような超文明の大都市の映像が映された。立派な白い塔やビル、ハイウェイが立ち並ぶその街では、地球とは異なる服装ではあるが、紛れもない人間たちが互いに手を取り合って挨拶したり、子供たちが遊んでいる様子が流れていた。
「これは、27万年前のM78星雲、光の国だ」
「27万年前の、光の国!?」
光の国の知的生命体といえばウルトラマンだ。でも、この映像の街の住人は、どこからどうみても地球人と酷似している人間だ。
「かつて光の国の住人たちは、地球人と非常に姿も生体も酷似していた。だが…」
続いてゲンが説明を入れたとき、映像内で当時の光の国を照らしていた太陽が大爆発を起こし消滅した光景が映される。
「太陽が…!」
「太陽を、光を失った光の国は、たちまち暗黒の極寒世界へと変貌し、滅亡の危機を迎えた。だが、彼らは諦めなかった。新たに
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