再起-リヴァイヴァー-part1/師弟対決!ゼロVSウルトラマンレオ
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なんで…そんなことを知っていやがる?
…いや、んなことはどうだっていい!!
「……偉そうに…ゴタゴタぬかしてんじゃねえ!!!」
飛び蹴りを放ってレオに攻撃を仕掛けたゼロだが、対するレオも飛び蹴りを同時に放ち、宙を舞う二人が蹴りを放ったまま状態でぶつかり合おうとする。その攻撃が互いに相殺され、今度は空中で拳を叩き合い、蹴りを加えていく。しかし、これだけのコンボを放ってなお、ゼロの攻撃は一撃も与えることができなかった。
宙を飛びながら、ゼロはレオの両腕を掴み、共に空中へ飛び立って押し出そうとする。このまま地面に激突させてやるつもりだった。しかし、レオは押し出されながらも難なく地面に足をつけて着地。逆にゼロは両腕を解かれ、またしても一発飛び蹴りを受けて吹っ飛ばされてしまった。
「ガッ…!!」
「…平賀才人。お前は、地球に帰りたいと言っていたな?」
今度は、ゼロと共に意識を一体させているサイトに向けて語りだした。
「お前は地球に帰りたいのではない。現実から逃げたがっている」
サイトの意識が影響していたためか、ゼロはハッとなって顔を上げた。
現実から…逃げている?
「何も守れず、何も救えなかったその現実から目を背けるための材料として、お前は故郷を求めている。それは弱い人間のやることだ」
「………」
ゼロは俯きだす。まるで心が見透かされているかのようで、すごく気持ちが悪かった。
「お前はゼロと融合し、それを受け入れて戦うと決めたはずだ。なのに、今更守ると決めたこの世界を見捨てて故郷へ帰るだと?ふざけるな!!」
ふざけるな。その言葉は、心さえも貫く勢いだった。サイトとゼロの挑発された時に感じた憤りよりも、レオはずっと不満と怒りを二人に対して抱いていたのあ。
「お前が主としているあの少女は、確か通常の魔法を扱うことができないのだったな」
魔法が使えない少女…おそらくルイズのことだ。なぜルイズを話のダシに出してきた。疑問を抱く二人に、レオは続けて言葉を紡ぐ。
「そんな少女でも、日々勉学を怠らず、誰かの為、自分のために必死に努力し、己を磨いて高めてきた。たとえ周囲からどんなに無能扱いされようと。なのに、お前たちは一度の敗北に囚われ続け泣き続けるだけしかできんのか?」
「うるせえ…」
「もしお前たちがこの星を離れたとして、この星はどうなる?自分が守る為に戦うことで救える命があるにも関わらず、他の者に任せて自分はただ指をくわえてみているだけなど、無責任も甚だしいと思わんのか?
力があるくせにできることを見つけ出そうともせず、なにもしないことが最大の罪だということに気づかないのか?」
「うっせええよ!!」
意地か、弱い自分をごまかすためか、空高く飛び上がったゼロはレオに向けて必殺の蹴りを放った。
〈ウルト
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