マクロスF
0763話
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が存在しているのだ。
つまり、俺をあの惑星へと送り込む事に成功すれば、それは即ちフロンティア船団の勝利となる。
「キャサリン、グラス大統領に連絡を取ってくれ。あの惑星の件について話がしたい」
「え? まぁ、それはいいけど……どうするつもり? 幾ら貴方でも、もしあそこが本当にバジュラの本星なのだとしたらどうしようもないでしょ?」
「ああ、今の俺ではな」
そんな俺の言葉に、ラムを始めとしたブリッジ3人娘が不思議そうな視線を向けて来る。
だが、今はそんな状態に関わっている場合では無い。ガリア4でゲートを設置する事が出来無かった以上、何としてもあのバジュラ本星は入手したい。それこそ、使える手は全て使ってもだ。
病院で調べたシェリルの症状は、微妙にだが確実に悪化している。ホワイトスターに戻りさえすれば、恐らくはバルシェム生成チェンバーで何とか出来る筈なのだ。その為なら俺は何だってするだろう。
「……分かったわ」
俺の姿に何かを感じたのか、急いでラムと場所を入れ替わって貰い通信装置を操作する。そして数分後、映像モニタにはグラス大統領の顔が映し出されていた。
『キャシー、どうかしたのかね?』
「お父……いえ、大統領閣下。アクセル大尉がお話があると」
『彼が? となると、あの惑星についてかな?』
「そうだ。あの惑星、恐らくはバジュラ本星だと思われるが、あそこに先行偵察する許可が欲しい」
『……何?』
俺の提案に、グラス大統領は目を見開いて驚きの表情を作るのだった。
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