暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
第十六話 闇の戦士
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を繰り出してくる。
ゼロは飛びのいて避けるが、すぐさまテネブラエは身体を反転させてクナイを手に駆けてくる。
ゼロの直前に迫ったテネブラエが、クナイで斬りつけてきた時、ゼロはセイバーでクナイを受け止めると見せかけて、素早く向きを変えて跳躍する。
テネブラエのクナイから逃れたゼロは、振り向こうと体勢を変えようとするテネブラエに隙が生じたのを見た。
その隙を逃がすゼロではなかった。
この一撃で決める。
ゼロはしゃがみこみ、テネブラエが振り向きざまに投擲したそのクナイをかわす。
そのままテネブラエをセイバーで横一文字に斬りつけた。
テネブラエはそれをかわすことも、後ろへ飛びのくこともできなかった。
セイバーがテネブラエの腹部を切り裂く。

テネブラエ「ぐっ…馬鹿な…!!?」

膝を着くテネブラエ。
ゼロはそれを静かに見遣る。

テネブラエ「(ダメージ危険域、これ以上の戦闘続行は不可能か…)撤退する…っ」

高速移動でこの場を去るテネブラエ。

ゼロ「ふう…」

ゼロが溜め息を吐くのと同時に、ルナもバウンディングへの変身を解除した。
テネブラエのDNAスキャンも完了し、2人はハンターベースに帰還する。
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