第15話 =まさかの出会い=
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也(たけもり りくや)とリズベット…確か篠崎 里香(しのざき りか)さんは中、高と一緒の知り合いだった。
でも、クラスも違うから話すことは少なくなったが…
「ひ、久しぶり…」
「う、うん。それにしても…SAOやってたんだね」
「まぁね…里香さんもやってるとは思わなかったよ…あ、いまはリズベット…だっけ?」
「そのとおり、今はリズベットよ。陸也君は…そのままなのか…相変わらずだね」
「うるさいなー…あ、オーダーメイド!」
最近忘れっぽいのかな、また本来の目的忘れてた。
それを言うと里香…リズベットは少し難しい顔をしていた。
「いま…金属の相場が上がってるから結構高くなっちゃうわよ?」
「金はある…つもり…」
「つもりって…私が前に造ったのがあるけどそれでいいのなら向こうだけど」
そういいリズベットは俺を武器がいろいろ置いてある場所へと移動した。少しあわてかけたが何か問題を起こしては、と思い冷静を保ちながらリズベットについていった。
数多くの武器が並んでいて大抵の武具屋ではないことを見せられたのにはびっくりした。
「そういえば、使ってる武器は?」
「大剣だな」
「それじゃあ…よっと…これならどう?」
そういいリズベットは両手で持った剣を俺に渡してくる。固有名は【Lily】…百合?
特徴は両刃、全体的に楕円(といっても側面は真っ直ぐだが)のような形で先端から少し手前側の左右どちらにも内側にくぼんでいる。
色は普通に白色でほかは目立った特徴はない。
にしても…武具屋としてもさすがに大剣を両手で持つくらいの筋力値か…普通は片手で持てるほうがおかしいけどな。
それを俺は片手で持つ。リズベットの驚いた顔なんて知ったこっちゃない。
「これ…軽くない?…」
「はぁ!?いやいや、片手で持って軽いはないでしょ…」
「そうなんだけどさ、普通は。…うーん…もっと重いのない?」
「さすがにないわよ…これより重くていいものは…」
多分俺が片手で持ったことも含め、いろいろあきれながら発した言葉なのだろう。
若干肩を落としていた。
「わがまま言っちゃ悪いけど、さすがに諦めるわけには行かないからな…」
「なら金属とりに行く?」
「それはいいけど…そこまでいくための武器どうするの?」
「…これ使いなさいよ」
そういい先ほどの最高傑作を渡された。
良い剣なのはわかるけど俺にとっちゃ軽いんだよな…
「あ、うん…代金は?」
「払わなくてもいいわよ?その代わり、良い剣ができたらふんだくるけど」
「…マジで?」
久しぶりに会ったからなのかリズベットがより腹黒く見えたのは気のせいだろう。
そうと信じたい。
「それじゃ
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