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ドワォ青年リリカル竜馬
第2話:海鳴パニック!
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て打ち解け、握手を交わすのだった。


















 夕食後、なのはの部屋にドアを叩く音が鳴った。

「はーい、どうぞ」
「よぉ、邪魔するぜ」

 なのははノックに応え、竜馬を部屋に招き入れた。

「ユーノ、調子はどうだ?」
「おかげさまで、だいぶ楽になってきました」
「そうかい、そいつはよかった」

 小さなバスケットの中で横になっているユーノに声をかけ、様子を訊ねてから床に腰を下ろして胡坐をかき、ベッドに腰掛けるなのはに向き合う。

「ふふっ、パパのパジャマ…似合ってますよ、竜馬さん」
「フッ、ちょいと窮屈だがな」

 なのはは竜馬の今の服装を見て笑みを漏らす。
 今の竜馬は、士郎から寝巻にと借りた縦縞模様のパジャマを着ている。が、サイズが士郎のものなので、鍛えられた筋肉をその身に纏った丸太の如き太い四肢を持つ竜馬にとって、若干きつく感じられた。

「…で、お前に話があるってことだったが――」

 竜馬はなのはの目をしっかりと見て言い始める。なのはと同年代の普通の子供なら、竜馬と目が合っただけでも震えあがってしまいそうだったが、なのははまったく物怖じせずに竜馬の目を同様に見ながら耳を傾ける。

「――なのは、これからは俺がジュエルシードを回収する」
「…え? それって、どういう――」
「そのままの意味だ。お前の代わりに俺がユーノと組んで、残りのジュエルシードを回収する。で、お前は今まで通り、その辺にいるような魔法と無縁の小学生に戻る…それだけだ」
「それってつまり…今後一切、ジュエルシードの回収を私にはさせない、ってことですか?」

 竜馬からの提案に、なのはは始めは驚くものの、すぐにやや言葉を強めて訊ねる。

「お前みたいな素人のガキが、あんな危険な代物を無理に回収する必要なんか無ェ。ああいうのは、俺みたいな大人に任せとけばいいのさ」
「…竜馬さん、自分で言うのもなんですが、ユーノ君が言うには私って、結構魔法の才能があるそうなんです」

 なのはがやや顔をしかめ、拳に力を込めて言う。

「それで?」
「…私にもジュエルシードを封印するだけの力があるのに、ただ黙ってみている訳にはいきません。だから――」
「お前、死ぬぞ」
「――ッ!?」

 竜馬のドスの効いた一言がなのはの言葉を遮り、その鼓膜と未発達小さな体を震わせる。

「あれだけの状況を簡単に引き起こせる代物だ。下手に暴走して巻き込まれてみろ、それこそ、お前みたいなガキなんか簡単に殺せるんだぜ?」
「で、でも!」
「お前は俺なんかと違って、まだ家族がいる。…士郎や恭也達を、悲しませたくないとは思わねぇのか?」
「お父さん…お兄ちゃん…」

 なのはは
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