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転生とらぶる
マクロスF
0762話
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かっているシェリルと体勢を入れ替えるようにしてソファへと押し倒してシェリルの唇を俺の唇で塞ぐのだった。





 翌日、俺とシェリルの姿は再び大統領府にあった。
 そして部屋の中にいるのは、2日前にいたのと同じ面子。
 即ち、俺、シェリル、ルカ、グラス大統領の4人。
 当然グラス大統領にはSPがいるのだが、今は部屋の外で待機している。
 ……正直な話、もしここにキノコやグレイスの手の者が現れたとしても、俺がいればどうとでもなるしな。
 そんな風に思っていると、沈黙を破るようにして大統領が口を開く。

「ミス・シェリル。ここに来たという事は、一昨日の件の返事を聞かせて貰えると思ってもいいのかな?」
「ええ、グラス大統領。勿論そのつもりですわ」

 ごくり、とグラス大統領とルカが息を呑む音が聞こえてきた。
 この2人にとってみればフロンティア船団を守り切れるかどうかの瀬戸際なのだ。緊張しても無理は無い。

「……その役目、引き受けさせて貰います」
「おおっ! 本当かね。ありがとう。君はこのフロンティア船団の救世主であり、救いの女神だ!」
「ふふっ、お上手ですわね。ですがこのフロンティア船団はあたしがアクセルに出会った場所。守りたいと思っても当然です」
「けど……僕が言うのも何ですが、もし歌を使ってフォールド波を出すとなると、V型感染症が……」

 そんな心配を口にするルカに、シェリルは笑みを浮かべて口を開く。

「その辺は心配いらないわ。アクセルが言うには、ホワイトスター……アクセルの国に行ければどうにかなるそうよ」
「本当ですか!?」
「ああ、確実にとは言えないが、今まで幾度となく不治の病と言われていた者達を治療してきた実績があるからな」

 その言葉に唖然とするルカとグラス大統領。
 だが、それに念を押すようにして言葉を続ける。

「ただし、ホワイトスターに転移するには惑星のような場所が必要だというのは前も言ったな? その辺が難題だが……」

 その言葉に皆で頭を抱える事になるが、結局いい解決方法がすぐさま思い浮かぶ筈も無く、先送りにせざるを得ないままでこの会談は終わった。





 この翌日、ランカの歌が出すフォールド波をフロンティア船団が捉える事に成功する。
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