暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0762話
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。ここで基本的にとしたのは、ネギま世界で神楽坂を始めとしたネギパーティが時々やってきては利用しているからだ。……何しろエヴァの持っている魔法球と比べても時間の流れは倍だし、更に内部で年齢を取らないというのが大きい。

「実は魔法球を利用出来るのは基本的にシャドウミラーのメンバーだけって決まりがあるんだけど……その辺どうする?」
「何よ、ならあたしには何の問題もないじゃない。シャドウミラーっていうのはアクセルが治めている国なんでしょ? だったら、あたしがそこに所属しても問題無いわ」
「……いいのか? 一応シャドウミラーに関しては色々と外で喋ってはいけない事もあるから、もし所属してしまったりしたら迂闊にマクロス世界で歌えなくなるかもしれないぞ?」

 もしこのマクロス世界との間に国交を開くとしたら、間違い無くその対象はフロンティア船団のフロンティア政府になるだろう。そしてフロンティア政府は地球の支配下にある。そうなれば、異世界という存在を知った新統合軍や地球は何らかのちょっかいを出してくる可能性が強い。
 当然こちらとしても友好的な対応ならまだしも、接収するやら何やらを言ってくる相手に迎合する気は無い。最悪、ゲートを撤去してこの世界との行き来を出来なくする……という手段を取る事もあるのだ。
 勿論これは最悪の予想だ。あるいは友好的にやっていく事が出来るかもしれないが……俺達の持っている能力や資源を思えば、絶対に何らかの揉め事が起きるのは間違い無いだろう。
 だが、そんな俺の憂いとは裏腹に、シェリルは笑みを浮かべたまま俺の頬へと唇を触れさせる。

「アクセルのいる場所があたしの帰る場所よ。それに、この世界以外に幾つもの世界があるんでしょ? 誰もやった事が無い、異世界でのライブツアーってのもちょっと面白そうだし」
「……いいのか?」
「いいのよ」

 小さく笑みを浮かべるシェリルの身体を抱きしめつつ、決意する。
 シェリルはもう決めているのだ。自分の歌を使ってバジュラと戦うと。なら、俺が出来るのはさっきも言ったように何があってもシェリルを守る事だ。俺の全ての能力を使い、バジュラからシェリルを守り抜いてみせる。

「アクセル、明日大統領府に行くから一緒に来てくれる?」
「ああ。お前の身体の件もあるしな。その辺の事情は向こうも分かってはいるだろうが、きちんと話しておきたい」
「ありがと。……じゃ、今日は2人でゆっくりとしましょうか」
「いつもゆっくりしていると思うけどな」

 まるで猫のように身体を擦りつけて甘えてくるシェリルにそう告げると、悪戯っぽい笑みを浮かべて俺の首筋へと唇を寄せる。

「あら、あたしと一緒の夜を過ごすのが嫌なのかしら?」
「誰もそんな事は言ってないさ。勿論大歓迎だ」

 そう告げ、俺に寄り掛
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