暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0762話
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したんだ? もしかしたら男かもしれないだろ」

 せめてもの抵抗とばかりにそう告げるが、シェリルは俺の言葉を聞いてニンマリとした笑みを浮かべる。

「へぇ、じゃあ聞いて上げる。その四葉って子は男なのね? 絶対に女じゃないのよね? 恋人であるあたしに対して、絶対に嘘は言わないわよね?」
「……女だよ」
「ほら見なさい、アクセルがあたしに隠し事出来る訳が無いでしょ。……で、その四葉って子もアクセルの恋人な訳?」
「さすがにそれは違うと言わせて貰う。普通に元クラスメイトだ。ただし、料理の腕に関しては一流で、15歳にして既に屋台を繁盛させている程だがな」
「15歳で屋台って……色々といいの?」

 15歳でL.A.Iの技術開発部特別顧問をやっている奴がいるんだから、それを思えば全く問題無い……と思ってしまうのは、俺もこの世界に染まってきた証拠か。

「麻帆良という都市は学園都市で、魔法とかもあるからな。それを考えれば不思議じゃないさ」
「魔法ねぇ。……あたしにも使えるようになるの?」

 若干の期待が込められた視線に、小さく頷く。

「基本的に魔法はある程度の場所までは誰でも使える。ただ、魔法の本場でもあるネギま世界ならともかく、このマクロス世界だとちょっと難しいだろうな」
「何で?」
「ネギま世界以外では、基本的に魔法を使う時に消費する魔力が増える傾向にあるんだが、このマクロス世界はホワイトスターと繋がっている幾つかの世界の中でもトップクラスに魔力消費が激しい。恐らく、一般的な魔法使いじゃこの世界だと初級の魔法を使うので精一杯になるだろう程度にはな」

 だからこそ、俺もあれ程貯まっていたPPを全てSPに注ぎ込んだのだから。

「ふーん、じゃあそのネギま世界って世界に行けば、あたしも魔法を使えるようになるって事?」
「まぁ、相応の練習は必要だろうがな。それに、ネギま世界に行かなくてもホワイトスターとこの世界が繋がれば魔法球という便利なものがあるし」
「魔法球?」
「ああ、そう言えば話した事が無かったか」

 そう告げ、魔法球の仕様を説明していく。現実世界の1時間が内部で2日間となり、時の指輪の効果により内部で年齢を取らなくなっている事、内部では魔力が充実しているので魔法の練習をするには最適な環境である事。……そして技術班の妙な頑張りによって内部がある意味で研究所の枠を飛び出しつつある等々。
 そんな魔法球の説明を聞いていたシェリルは、面白そうな笑みを浮かべる。

「へぇ、中々面白そうじゃない。あたしもホワイトスターに行ったら、是非使ってみたいわね」

 興味津々な様子でそう呟くシェリルだったが……そう言えば魔法球って色々と規格外な性能もあってシャドウミラーのメンバー以外は基本的に使用出来ないんだよな
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