暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0762話
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感じているってだけの話だが。

「ふふっ、アクセルがそう言うともの凄く安心出来るわね。それこそ、バジュラが相手でも生身で向かっていけるくらいに」
「さすがにそれは止めてくれ。無理……とは言わないけど、絶対にVFに乗ってた方が有利に戦えるんだからな」

 勿論いざとなればVFではなく素手で戦うのも可能だが、どうしても攻撃範囲という面では魔法よりもVFの方が圧倒的に有利だ。そして何よりも、このマクロス世界では魔法で消費するSPがちょっと洒落にならないくらい多い。
 幾ら4桁貯まっていたPP全てをSPに振り分けたとは言っても、出来れば魔法の類を使うのはなるべく避けたのだから。

「あら、お姫様を守るのは王子様の役目なのよ? なのに守ってくれないの?」
「守らないとは言ってないし、大体俺が王子ってのはどうよ? そこは無難に騎士にしておいた方がよくないか?」

 そんな俺の言葉に、小さく笑みを洩らすシェリル。どうやらバジュラ相手に歌うという事に関しては本気で覚悟を決めたらしく、その笑みには悲壮な色が微かにも存在していない。V型感染症については薬を飲んでもその副作用が出ていないというのが関係しているのだろうし、何よりも俺の言った事を……ホワイトスターに行ければ治るかもしれないというのを信じているのだろう。
 何とかゲートを設置して、ホワイトスターとの行き来を可能にしないとな。だが、それにはやはりどこかの惑星が必要か。……さて、どうしたものか。
 そんな風に内心で考えていると、不意にシェリルが尋ねてくる。さすがにこの辺は鋭いな。

「アクセル? どうしたの?」
「いや、何でも無い。ただシェリルと同棲を始めてからそれなりに経ったと思っただけだよ。最初は色々と大変だったけど、シェリルも最近では多少の料理が出来るようになってきたしな」
「ふふん。あたしの手料理を食べる事が出来るなんて、この銀河でアクセルだけなんだからね。もっと感謝しなさい」
「……その料理も、俺が教えたんだけどな」
「それは……いいのよ! アクセルに出す料理にはあたしの愛情がたっぷりと詰まってるんだから。それだけでも光栄に思いなさい! こんなサービス滅多に……いえ、初めてなんですからね!」

 照れたのか、頬を赤く染めてそう言ってくるシェリル。けど……

「そうだな、ホワイトスターに戻ったらネギま世界で四葉辺りに料理を習ってみるか?」
「……」

 俺の言葉にジトッとした視線を向け、身体を押しつけている脇腹を抓ってくる。

「痛っ、おい、シェリル痛いぞ」
「ふーん、四葉ね。また新しい女の名前が出て来たけど、一体どこまでアクセルは女好きなのかしら。ねぇ、その辺をちょっと恋人のあたしに教えてくれる?」
「いや、待て待て。四葉って名字だけで、なんで女だと判断
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