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戦火に捧げるレクイエム
出会いとテロ
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「へ?」

「私と娘と……時々フェイトちゃんが帰ってくるけど、部屋は空いてるし…ね?」

なんなんだろうこの人……なんでこんなにさらっと人を泊めようと言えるんだろう……。それにさらっと娘がいる、とか。女性三人の中に入ったら?と悪魔の誘いをしてるし……

「えっと……その、遠慮します……」

「えぇ〜、遠慮する必要ないないのに〜」

いやいや、そういう問題じゃないんだけど……

「ん〜、皆気にしないと思うけどなぁ……」

「いや、ですからそういう問題じゃないんですよね……」

建物を出た瞬間……

「っ!?」

「爆発!?」

先程いた建物から爆発音と煙……事故かなにかなのか、本当にここに来てからトラブル続きな気がするよ……

《高町なのは二等空尉》

「あっ……うん」

いきなりなのはさんの近くに何かが出ていた。どうやら誰かと話しているみたいで、言うならば一種の……携帯電話みたいなものかな?

「ごめんね、澪君」

話が終わったのか、僕の方を向いていた。先程のような顔ではなく、真面目な顔をしていた。

「あそこでテロが起きたみたいで、今から行ってくるね」

「あ、は、はい……頑張ってくださいね」

「うんっ」

そう言えば、なのはさんも時空管理局に所属しているらしい。確か……戦技教官だったかな?機会があったら僕も鍛えて欲しいな……

それにしても……テロ。

また変なことにならなければいいな……

そう思いながら煙が舞う建物を見て、おもむろに右手の手袋を外した。
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