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FAIRY TAIL −大地の物語−
妖精の尻尾を探して…
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マグノリアを目指して早一ヶ月…

俺は…まだ追われていた…

どうやらこの手配書が原因らしい…

『茶褐色の髪にボロボロのマント、オレンジ色の瞳、年齢は十二歳から十六歳、岩を操る魔法を扱える、性別男』

情報はこれだけなんだが、どうやらギルドの依頼として掲示されているようで先日に『青い天馬(ブルーペガサス)』っていうギルドのなんか色男三人のメンバーと小競り合いが発生したばかりだ。

その時は『全くの別人』って言って逃げてきたけど、これって『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』にも依頼としていっているはず…

つまり、俺はお尋ね者ってワケか…

かといって『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』の『火竜(サラマンダー)』にどうしても会い、ガイアロストの情報…いや、ガイアロストじゃなくても(ドラゴン)の情報を聞いて帰らないことには始まらない!!

ここはマグノリアを目指して…

「ここか、ハッピー」

「あい!確かここにエクンデで大暴れした魔導士が居るって」

「それ、ホントなの?」

「オイラ間違えないよ」

「しっかし、エクンデって評判のわりぃ領主の居る所だろ?別によくねぇか?」

「仕方ないだろ、これも依頼なんだから」

路地から出てきたのは桜髪に鱗のようなマフラーをした凶悪そうな顔をした男と青い喋るネコ、金髪の乳のデカイ女に黒髪の左眉の上に傷のある上半身裸の男、緋色の髪にハートクロイツのマークのある鎧を身につけた女の四人と一匹が路地裏で座って居る俺の目の前を通ったのだ。

彼等が話していたエクンデで大暴れした魔導士って俺のことなんじゃないだろうか?

そうなると彼等は俺を追いに来た何処かのギルドの連中ってことか…捕まるわけにはいかない…俺にはガイアロストを探すんだ…その為に今日まで頑張ってきたんだ…

捕まるわけには…

「すまない」

「!!!!!」

俺が考え事をしている間に緋色の髪の女が俺に声をかけてきたのだ!!

「すまない、聞きたいことがあるんだが?」

「え、ええっとな、何ですか?」

あ、あっちはどうやらこちらのことに気づいたワケじゃなさそうだ…驚かせやがって…取り敢えず適当なこと言ってさっさとおさらばさせていただこう…

「この辺で『茶褐色の髪にオレンジ色の瞳、年齢は君ぐらいの歳で男性、そして魔法』を使うのだが…知らないか?」

「え、知らないですよ?この辺でそんな岩を使う魔導士居たかな?」

「そうか、『ちょうど君の特徴に大体がピタリと当てはまるのだが』知らないか?」

「………」

……この女間違いなく俺のことに気づいてやがる……

しかし、まだ大体だ…こっから適当に言って逃げれるかもしれない…良し


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