妖精の尻尾を探して…
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そうですか?でもボク魔法なんて使えないし…」
「いいや、それは嘘だな」
次は後ろに居た黒髪の上半身裸の男が睨み付けるように此方を見ていた。
「嘘、ですか?」
「ああ、エルザは『魔法』って言ったんだ。でもお前は『岩を使う魔導士』って言った…エルザはそんなこと言ってねぇぞ…」
…や、ヤベェ…俺としたことがバカなことを口滑らせた!!
い、いや、まだ…
「そ、そんなの手配書を見ればわかりますよ」
「あれ?手配書って確か『ギルドの掲示板にしか』置いてなかったけ?」
今度は金髪の女が口を挟む!
「あい!そうだよ」
ネコも入ってくるし…てか!ネコが喋ってる!!
「い、いや、この前ギルドの人から同じこと聞かれたんだよ…ほら、『君達と同じ』『青い天馬』に…」
「あ?俺達は『妖精の尻尾』だ!何言ってんだ、お前」
桜髪の男が睨みながら拳から炎を纏ってバシンと拳を叩いた。
完全に墓穴を掘ってしまった…
ってか!今なんて言った…聞き間違いではなければ『妖精の尻尾』だって…
「お前、覚悟は出来てるんだろうな…」
……いや、ここは…
「に、逃げる!!!!!」
「「「「「あ、待て!!」」」」」
今は貴殿方に会いたかなかった!
だけど怖すぎだろアイツら!!話聞くんじゃなくて尋問だったよ!
怖くてチビりそうだよ!!
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