第三話 デート大作戦
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める。
「アンナ奴ニ、北上サンノ唇ヲ渡シテナルモノデスカ!!!」
「・・・そろそろ、あの人に知らせた方が良さそうだな。」
そんな彼女を見て、木曾はある人物に連絡をとる事にした。
観覧車に乗った北上はソニックと向き合っていた。
「観覧車と言えば遊園地に来た時に最後に乗る乗り物。と言う訳でここで今日のテストの結果を発表したいと思います。」
ついに始まる結果発表。これで北上と本当に付き合えるかどうかが決まるので、ソニックの胸はドキドキしていた。だが、その直後・・・
バババババババ!!
外から爆音が聞こえてきた。
「な、何だ!?」
二人が音のする方向を見ると、そこには一機の軍用ヘリとそこから身を乗り出す大井、球磨、そして多摩の姿があった。
「そこの電車野郎!北上さんから離れなさい!!!」
「お前が本当に北上を愛してるのなら、これくらいの試練、乗り越えて見せるクマー!!!」
「ニャー!!!」
「あれは北上さんのお姉さん!?それと後は・・・」
「一番上の姉ちゃんの球磨と妹兼親友の大井っちだね。」
「一体何がどうなっているんだ!?」
訳が分からず混乱するソニック。そんな彼に向けて大井が主砲を構える。
「さあ、覚悟しなさい!!!」
その時である!
彼女達のヘリの隣にもう一機ヘリが飛んで来て機体を横付けした。そして、側面の扉が開く。そこから姿を現したのは・・・
「何をしているのかしら、あなた達。」
正規空母の加賀と・・・
「艤装を始めとした備品の無断持ち出しは厳罰ですよ。」
金剛型戦艦四番艦の霧島だった。
「な、何でバレたクマ!?」
鎮守府の中では絶対に怒らせてはいけない二人にバレて球磨は困惑する。すると・・・
「あんたらはやり過ぎたんだよ。」
加賀と霧島の後ろから木曾が姿を現した。
「木曾!裏切ったのかクマ!?」
「酷いニャ!!」
「そうじゃねえ。ただ、お痛の過ぎる姉貴達を妹として止めに来ただけだ。」
抗議をする球磨と多摩にそう答える木曾。
「さあ、覚悟は出来ているかしら?」
そんな中、加賀は睨みを効かせ、霧島はボキボキと指を鳴らしていた。
「に、逃げるクマ!!」
「捕まったら命が無いニャ!!」
「ちょっと!あの電車男はどうするのよ!!」
大井が抗議する中、球磨と多摩はヘリを操ってその場から逃げ出そうとする。
「逃げられると思ってるの?」
「マイクチェックの時間だオラァ!!!」
当然、加賀と霧島のヘリもそれを追うのであった。
「結局、あれは何だったんだ?」
あの後、ソニックと北上の二人は状況が飲み込め
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