第三話 デート大作戦
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のはあなたにです、北上さん。」
「え、私?」
突然指名され、首を傾げる北上。するとソニックは・・・
「これ、良かったら受け取って下さい!!」
花束と手紙を彼女に差し出した。
「え?もしかしてこれってラブレターって奴?」
「はい!あの、返事は後でもいいので・・・」
「う〜ん・・・どうしようかなあ・・・」
腕を組んで悩む北上。そして・・・
「とりあえず、中身読んでから決めよっかな。」
ソニックからラブレターと花束を受け取った。
「やったー!!!!」
今まで、ラブレターを受け取ってすらもらえた事も無かった事も多かったソニックにとって、これは大きな一歩であった。
その日の夕方、執務室で事務仕事をしているのぞみは・・・
「ソニックの奴、上手くやったか?」
ソニックの事を心配していた。その時、扉をノックする音が響く。
「どうぞ。」
「艦隊が戻ったよ〜。」
のぞみが返事をすると巻雲が執務室内に入って来た。
「巻雲?確か君は大井と一緒に長めの遠征に行かせたハズだが・・・」
「それが、大井さんが嫌な予感がするって言って物凄いスピードで終わらせちゃいました。だからちゃんと報酬もありますよ〜。」
「不味い・・・」
そしてその頃、北上が軽巡寮の自室(大井と相部屋)で居ると・・・
「北上さん!!!」
大井が飛び込んで来た。
「あれ?大井っち、長めの遠征に行ったから今日中には戻って来れないんじゃ無かったっけ?」
「それより北上さん!なにか変な事は無かった!?」
「変な事?う〜ん・・・あっ!そう言えばこんなの貰っちゃったんだ。」
そう言って北上はポケットからある物を取り出す。それは・・・
「じゃじゃ〜ん。ラブレタ〜。」
ソニックから貰ったラブレターだった。それを見た途端、大井の顔から表情が消える。
「北上サン。ソレ、誰カラ貰ッタノ?」
「提督と昔仲間だったソニックってヒトからだよ。いやあ、あたしモテモテだねえ。」
「ソウ・・・」
「読んでみたけど、中々の熱血清純派だったよ。」
「デモ、手紙ダケジャ本当ニソウカ分カラナイジャナイ。」
「確かにそうだね〜。どうしよっかな〜・・・大井っちはどうしたらいいと思う?」
「止メタ方ガイイト思ウワ。」
「そう?って言うか大井っち。さっきから何してんの?深海棲艦のモノマネ?」
「別ニ、何モ無イワ。ソレデ、ドウスルノ?」
「実は、さっき提督に相談したら、相手と自分の相性を確かめる為にお試しデートをしたらどうだって言われたんだよね〜。」
「デート!!?」
「私も艦娘とはいえ女の子だからさ、憧
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