二十一話:誇り高き憤怒
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ってくるバジルを見つける。
「親方様あああああっ!!!!!」
「バジル!!!??」
「ちっ!!いつの間に……レイヴェル、邪魔をされるまえにやるぞ!!!」
「はい、お兄様。」
そう言って炎を溜めはじめる焼き鳥共。
バジルはそれを無視してリアス・グレモリーの前に走って行く。
ちっ、あの野郎、身代わりになるつもりか!?
「親方様は拙者が命を懸けて守り抜きます!!!!!」
「バジル…あなた!!?」
「ドラゴンの鱗すら傷つけるフェニックスの炎を舐めるな!!!」
「いきます!!!」
仕方のねえ奴だ、ドライグ!!!
焼き鳥共とバジルの間に飛び込む。
『Welsh Dragon Balance Breaker!!!!!』
「はーはっはっ!!!これで俺の勝ちだ――「トカゲの鱗は焼けても人間は焼けねえようだな?」――お、お前は!!?」
「そ、そんな……私まで攻撃したのに……。」
「一誠…殿?……その姿は?」
身に纏うのは炎を灯した紅のマント、『赤龍帝の手袋』の禁手―――
「『赤龍暴君のマント』俺の禁手の一つだ。」
「ば、馬鹿な……フェニックスの炎を受けて無傷だと?……ふざけるなああっ!!!」
焼き鳥が狂ったように炎を飛ばして来るが全て無意味だ。
全てカッ消してやる!!!!!
「なぜだ!!?なんで俺の炎が全部消えて行くんだ!!!??」
「大空の炎の特性は―――調和。」
「まさか、一誠殿はライザーの炎を周囲と調和しているのですか!!?」
周囲と調和?違うな、俺はただ―――カッ消してるだけだ!!!!!
「違うわ、バジル。……よく見て頂戴、ライザーの炎が消える直前にオレンジ色の炎に飲み込まれているわ。」
「ということは……一誠殿は己の炎と調和してライザーの炎を焼き尽くしている……。」
「嘘だろ…?フェニックスの炎を焼いてるだと?信じられるか!!?」
「全てを焼き尽くす、誇り高き憤怒!!焼き鳥如きに止められるか!!!」
さて、そろそろ始めるか……恐怖を増長させるためにゆっくりと焼き鳥共に近づく。
「ひっ!!?く、来るなああああああっ!!!!!」
「あ……あ……きゃあああああっ!!?」
くっくっく、最高のBGMだな。
だが、まだ足りねえ、もっと恐怖を―――絶望を感じろ!!!!!
『諦めるのだな、フェニックス小童共よ。貴様らは相棒を―――全てを憤怒で染め上げ全てを食らい尽し支配する―――“暴君の大空”に逆らったのだからな。』
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