二十一話:誇り高き憤怒
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で良かったよ!!!行くよ!!!!!」
次の瞬間、高速で動き始めるお二方、流石は『騎士』と言ったところでしょうか。
さて、拙者の相手はどなたになるのでしょうか?
続々とあらわれるライザーの眷属を見ながらフッと息を吐く。
……なんだかんだ言って拙者も戦うのが待ち遠しいんですね。
「カーラマインの奴……相変わらずの剣馬鹿だな。」
「………まさか、これ程の数で来るとは。」
仮面をつけたいかにも近接戦闘を得意とするような女性、和服の女性に、双子の猫耳少女、大剣を持った方………数は多いですがもう一人のフェニックスであるライザーの妹がいませんね。いえ、今は目の前の敵に集中しなければ。
「リアス・グレモリーの『兵士』だな、私はライザー様に仕える『戦車』イザベラだ。……さあ、始めようか!!!」
「はい!!!」
そして拙者とイザベラ殿との戦闘が開始する。
強いですね……先程までの相手とは大違いです。
ですが勝てないわけではありません!!!
「良く避けるな、だが避けてばかりでは勝てないぞ?」
「ご忠告ありがとうございます!!ではこちらも行かせてもらいます!!!」
イザベラ殿の攻撃を避けその腕が伸び切った瞬間を狙いその腕を斬りつける。
「な、なんだ!?体が急に重くなったぞ!!?」
「斬りつけた対象の重さを倍々にしていく……それがこの神器の能力です。」
「……恐ろしい能力だな、ならば全員で行くとしよう!!!」
そのまま残りのライザーの眷属達にも囲まれてしまう……一人ではきついですね。
「祐斗殿!!固まって戦いましょう!!!」
「そうだね、連携を使わないと流石にきつそうだね……悪いけど、君との勝負はここで終わらせてもらうよ。」
「大した自信だな、いいだろう!!来い!!!」
「この剣を“受け止められる”かな?鮫衝撃!!!」
あの技は確かスクアーロ殿の……と言うことは―――
「ふん、この程度造作もない―――なっ!?体が痺れる…!!一体なにを!!?」
「剣から放たれる衝撃波で君の神経を麻痺させてもらったんだよ、だましたようで悪いけど僕たちは負けられないんだよ!!!」
「くそおおおっ!!!」
痺れて動けないカーラマイン殿を祐斗殿が一刀の元に斬り伏せる。
『ライザー様の『騎士』一名、リタイア。』
これで少しは戦いやすくなるでしょうか?
「バジル君、相手を出来るだけ一か所に集めてくれないかな?」
「了解しました!!」
祐斗殿に言われたように相手を誘導するように戦いながらわざと一か所に固まるようにします。
ですが……全員というわけにはいきませんでしたね。イザベラ殿やもう一人の騎士の方は離れていますね。まあ文句を言
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