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転生赤龍帝のマフィアな生活
二十一話:誇り高き憤怒
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今現在、拙者と小猫殿はライザーの眷属を四人ほど倒した後に相手の『女王』に襲われたのを何とか切り抜けて拙者と小猫殿の二人で祐斗殿との合流地点に向かっている所です。
相手の『女王』は朱乃殿が足止めをしてくださっています。
運動場付近に近づくと突然腕を引かれてつい戦闘態勢をとってしまいましたがすぐに祐斗殿であると気づいて戦闘態勢を解きます。

「あはは、驚かせてごめんよ。とにかく二人共無事で良かったよ。」
「祐斗殿こそ、ご無事で……それにしても一人で三人も倒すなんてさすがですね。」
「いやいや、君達だって十分凄いよ。」
「ありがとうございます、取りあえずここでは見つかる恐れがあるのでどこかに隠れましょう。」
「そうだね。」
「……バジル先輩、あの用具入れがいいと思います。」
「そうですね、では行きましょう。」

物陰に隠れながら移動し拙者達は用具入れにたどり着きました。

「さてと……二人共、これからどうするのが良いと思う?」
「そうですね……拙者は一人一人地道に倒していきたいんですが……。」
「……時間が足りません。……長引けば長引く程不利になります。」
「その通りですね。」
「バジル君、小猫ちゃん、僕からの案なんだけどそろそろ堂々と暴れないかい?」

そう言ってニヤリと笑う祐斗殿……修行が終わってから少し性格が変わったような気がするのですが……スクアーロ殿の影響でしょうか?

「……私は構いません。」
「そうですね……ここらへんで勝負に出るのもいいですね。」
「それじゃあ決まりだね。」
「あ!!しかし、罠が仕掛けてある可能性もあるので一人は隠れているべきだと思います。」

「……そうですね。……私が残ります、私は機動力がないので外での戦闘は余り向いていません。」
「それじゃあ、僕とバジル君だね。」
「はい、頑張りましょう!!」
「じゃあ、僕から行かせてもらうよ!!!」

扉を開け放ち運動場に飛び出る祐斗殿、それに続いて拙者も飛び出します。

「僕はグレモリー眷属『騎士』の木場祐斗!!!正々堂々と勝負に来たよ!!!!!」

そう叫ぶように名乗りをあげる祐斗殿、以前よりも若干声が大きくなっているのもスクアーロ殿の影響なのでしょうか?
そんなことを考えていると運動場から突如霧のようなものが現れその中から甲冑を身にまとった女性が現れました。剣を帯刀しているところから見ても『騎士』で間違いないでしょう。

「真正面から堂々と現れるとは、正気の沙汰とは思えんな……だが―――私はお前らのような馬鹿が好きだ!!!」

そう言って剣を抜き祐斗殿に向ける相手の『騎士』。

「私はライザ―様に使える『騎士』、カーラマイン!!!さあ、『騎士』らしく剣で語り合うとしよう!!!」
「君みたいな人が相手
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