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バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~
番外編僕と海と海水浴
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く殺気だっていて今にも直葉さんを殺しそう。
「おいまだ準備………「だらぁしゃ!!」ゴペッ?!」
突然犯人に誰かが飛びげりを食らわす、あの人は……
「桐ヶ谷先生!?」
「リュウヤ………」
「逃げろスグ」
犯人の手から逃げれた直葉さんは私達のところに逃げてくる。
「よくもやりやがったな!!」
桐ヶ谷先生に向けて犯人がナイフで斬りかかる。それにたいして桐ヶ谷先生は持っていた棒で右手叩きナイフを落とさせる。そのまま流れるように回転し犯人のアゴを下から棒でつく。怯んだ犯人に対して今度は足払いをかけこかせる。足で地面のナイフを蹴り遠くに飛ばすとその勢いのまま犯人を取り押さえる。………凄い。今までの動きが全て繋がってるみたい。いままで西村先生の動きは何度か見たことあるけどあれとは違う。例えるならまるで舞踏のような動き。今までの動きがまるで一つのダンスみたいな動き。ムダもなく隙もない。そんな動き。周りが驚きの声をあげるなか私だけがその動きに感動していた。

事件から一時間後私達は海の家で直葉さんと話していた。いろんな話をしてる時直葉さんが私にあることを聞いてきた。
「あ、鈴ちゃんもうすぐしばらく休みをもらってもいい?」
「構いませんけどどうしたんですか?」
「妊娠してるの」
「妊娠してるんですか?!」
あまりのことにその場にいたみんなが驚く。確かに少し前からお腹が大きくなっているような気がしましたけど…………
「まだ気が早いわね予定日は十一月十日だし」
「スグちょっといいか?」
私達の話を切ったのは桐ヶ谷先生。
「僕たち泳ぎにいってきますね」
「いやいてくれて構わない」
その場を離れようとした吉井君達を桐ヶ谷先生が引き留める。
「スグ………色々言い過ぎて悪かったな俺さ………お前のことが好きだ。愛してる。他のやつらよりもずっと、だから浮気なんてしたくないんだ!!俺は一生お前だけを愛していたいんだ!!」
回りに関係なく大声でそういう先生。なんだか聞いてるこっちが恥ずかしくなってきた。
「リュウヤ………私も同じだよリュウヤだけを一生愛したい」
そう言って桐ヶ谷先生と直葉さんは互いに唇をあわせてキスをする。少しずつ沈んでいく太陽の影響で暗くなっていく海。ただそこに二人だけだけが輝いている。そんな気がした。
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