暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos42力のマテリアルL/雷刃の襲撃者〜Levi The Slasher〜
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ぁぁ〜〜〜つッ!」
私に呼び止められたことで止まって反転したあの子がビシッと“バルフィニカス”を私に付き出して大きく笑い声をあげた。なんか雰囲気が違う。だから「なんだか前に会った時よりすごく元気?・・・だね。よかった?」とちょっと困惑しながら訊いてみた。
「え? あー、あれだよ、うん、ぶっちゃけるとさ、あの時は寝惚けてたわけ! なんて言うかなぁ、そう、夢の中で、ボクの憧れてるクールでカッコよくて頼りになって、でも正義のヒーローじゃなくて悪いボスのようなダーク的な姿を演じてた・・・かな?」
「そ、そうなんだ・・・。う、うん、確かに、カッコ良かった、かな・・・?」
「ホント!? じゃあ、今からでも戻して――」
「それはいいかな。やっぱり素の方が好きだから。君もその方が良いでしょ?」
すごく物騒な発言を繰り返していたし、アレが演技だったんならもうやめておいた方が良いと思う。だからそう言ってみたら、あの子は「う〜ん・・・、うんっ! そうだね!」元気いっぱい、満面の笑顔で頷いた。自分と同じ姿形なあの子が元気いっぱいな姿でいると、なんていうかアリシアと重なるかなぁ。アリシアが私くらいの身長にまで成長するとああなる・・・?
「あ、そだ、ねえねえ、オリジナル! ほらほら、見てよ、見てよ! ボクのカッコきれーな魔力光! アクアブルー! すごいでしょ、きれいでしょ、かっくいぃー煌めきでしょ!」
「うん、綺麗だね、本当に」
以前は私と同じ金色だったけど、あの子の足元に展開された魔法陣は綺麗な水色で、「アリシアの色に似てる」ってポツリと呟いた。アリシアの魔力光は空色。うん、似てる。すると「アリシア? だれだれ?」ってあの子は興味心に突き動かされるままに私に接近してきた。身構えそうになったけど、あの子に悪意が無いのが判るから、構えを取ることなく接近を許した。
「私のお姉ちゃん。えっと写真データは・・・この子だよ」
「どれどれ・・・って、小っちゃ! 姉ってうっそだぁ〜。妹じゃないのぉ〜?」
「ううん。正真正銘、私のお姉ちゃんだよ。君の魔力光、アリシアの色と似てるんだ」
モニターに映し出したアリシアとアルフの3人で撮った写真を見せる。私たちみんな笑顔を、写真を撮ってくれたエイミィに向けてる。と、「ねえ、もしかしておねーちゃんとボク、似てたりするの?」って訊いてきた。
「う、う〜ん・・・微妙に似てる、かも? どうだろう、元気いっぱいなところはそっくりかな」
アリシアの元気いっぱいの姿を思い返す。そしてアリサやシャルと一緒に、ルシルにイタズラをするあの困った悪さをするその姿も。やっぱり似てるかも。
「元気だけなら他のマテリアル達にも負けないよ! 元気は良いよぉー! 元気があれば、どんな好きなことも
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