暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos42力のマテリアルL/雷刃の襲撃者〜Levi The Slasher〜
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ようでレヴィは目を輝かせてキャンディを咥えた。でも噛み始めたから「噛んじゃダメ。舐める食べ物だよ」って優しく注意。レヴィは「む」と一言。教えた通りに「はむはむ」舐め始めて、「不味くはない。・・・うん、おいしい! なにコレ、あまーい!」ってさらに笑顔を輝かせた。アルフと一緒にホッと一安心。
「あのね、食べながらでいいんだ。少しだけ、レヴィ達のことを教えてほしんだけど」
「はむはむ。なに? はむはむ、ぺろぺろ」
「ありがとう。君たちが探してる、システムU-D――砕け得ぬ闇、って何かな?」
「何?って、ボクらが生きてる理由、その全部だよ。ボクらマテリアルは元々、闇の書の構築プログラムの1つだ。んで、砕け得ぬ闇っていうのは、システムU-D・・・正式名称、アンブレイカブル・ダークのことで、闇の書が闇の書たりえるシステムのことだぞ」
「アンブレイカブル・ダーク・・・?」
「で? そのなんとかダークを手に入れると、アンタら、どうなんのさ」
「決まってるじゃん! ボクらが今以上に、ちょー強くなるんだ! 特定魔導力の無限連関機構。真正古代――エンシェントベルカの戦乱と狂気が生み出した、破滅の遺産! その力さえ手に入れることが出来れば、ボクらは誰にも邪魔されず、どこにも閉じ込められることがなくなる。そうさ、自由になれるんだ!」
「自由・・・」
そこまで教えてくれたところでレヴィはキャンディに意識を戻した。システムU-D。ナハトヴァールよりさらに危険な感じがする。そのことについてもうちょっと話を聞こうとしたら・・・
――イシュタル――
「「っ!?」」
足元の砂漠から氷の尖塔が幾つも突き出して来て、私とアルフはその場から急速後退。とここで「レヴィ! あなた、何をベラベラとお話ししていますの!」頭上から、レヴィを叱咤する怒鳴り声が降って来た。
「アイルだ。どしたの?」
「どうしたもこうしたもありませんわ! 砕け得ぬ闇の情報を敵に話すなんて、どういうつもりですの!?」
「むぅ、アイルうるさい。話したところで何もならないさ。ボクらのやることは変わらない」
氷の壁の向こう側から聞こえるレヴィと、すずかの姿をしたマテリアル――アイルの会話。2人の元へ向かおうにも、次々と氷の尖塔が突き出して来て向かえない。
「オリジナル! あとアホ犬! さっきの水色の丸っこい奴。なかなかに美味しかったぞ! ごちそうさま! そんじゃボク、行くからねー!」
「ほら、早く王の元へ戻りますわよ!」
そうしてレヴィは、アイルと一緒にどこかへと飛び去って行ってしまった。崩れていく尖塔に巻き込まれないように空へと上がる。うぅ、やっぱり居ないか。
「自由・・。閉じ込められずに、か。夜天の書が闇の書って呼ばれ
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