第02話 ウズミ・ナラ・アスハ
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小限にする手立てを、我が社は持っています。アスハ家には後ろ盾になって貰いたいと思います。」
ルカは淡々と話す。
「その手立てとは、何かな?」
「その説明は、イチジョウ博士からお願いします。」
ルカは説明を光輝に引き継いだ。
「第一に、老化防止薬を開発しました。それに伴い遺伝子治療を確立しました。コーディネーターとナチュラルの確執は、富を独占したい一部の財界が確執の根本にあります。
ブルー・コスモスをご存じでしょう、その背後いるのは、大西洋連邦のアズラエル財閥です。
我々は、遺伝子治療技術を使い、ナチュラルを後天的な、コーディネーターにしたいと考えています。今のコーディネーターは、生まれる前に遺伝子操作されている。いわば、先天性のコーディネーターです。故に生まれながらにして、その能力差に妬みや羨望、嫉妬といった、感情を生み出す温床になっています。遺伝子治療を応用して、後天性のコーディネーターを作ったらどうでしょう。今あるコーディネーターとナチュラルの枠組が崩れます。
そして富を独占したい者と、搾取される側との対立が浮き彫りが明確になります。いえ、明確にさせます。
第二に、核融合炉の技術を確立しました。エクリプス社は、これらの技術を使って公平な富の分配を行います。
アスハ家にお願いしたい事は、海底資源の開発に便宜を図って頂きたい事です。ここにオノゴロ島を中心とした、ギガフロート開発計画があります。
食物プラントとを始め、工業プラントを含む海底資源採取プラントの詳細な設計図が書かれていた。」
「実際できるのかね。」
「技術は、既に確立しております。」
この後、光輝達は、スケジュールを含め打ち合せを行なった。
Sideout
光輝もタチコマと同様の熱光学迷彩を装備している。人に視認されずに役所や企業の研究施設にも潜入できる。光学カメラや赤外線カメラにも映らないため、自由に諜報活動が出きるのだ。
光輝や他の潜入工作員は、4系統のスクェアメイジ(魔法使い)でもある。ドアに掛けている鍵も開錠魔法で、開ける事が出来る。
生産設備に関しても、建物の外壁は錬金魔法で作れるし、拠点を設ければ、虚無の世界扉の魔法で、機器を部品単位に運び込める。
ゼロの使い魔の世界には、光輝達がメイジのDNAマップを解析して作った、バイオロイド達が100万単位でいる。それは、4系統のスクェアメイジか虚無系統のメイジのどちらかである。
■C.E.52年11月10日
静止衛星を6基打ち上げる。熱光学迷彩を施した、ロケットで水素バールンで高層圏まで運び、そこで切り離しを行い最小限のロケット推進で、静止衛星起動に乗せる。勿論、静止衛星も熱光学迷彩を施しており、識別されることはない。また、高
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