暁 〜小説投稿サイト〜
SAO 〜漆黒の明王〜
第一話 始まりの時

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「…以上でSAO正式サービスのチュートリアルを終了する。 プレイヤー諸君の健闘を祈る。」



紅いアバターがうすれ消えていく。
そしてそれを掻き消すかの如くプレイヤーたちの悲鳴や怒号が飛び交う。
そんな混乱の渦の中、ただ一人の青年がそれを冷めた目で視ていた。
アバターの消えた場所唯一点を視ている。
不意にその青年の口許が緩み一言だけ言葉を紡いだ
    


        ― it's showtime ― 


そのまま彼は踵を返し門の方へと歩き去って行った

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