第五話 大角大尉!!今度は薙刀だ!!その十七
[8]前話 [2]次話
「どうだ、俺達の秘策五月雨作戦」
「相手に轟音が響く袋を投げてその音で隙を作る」
「そうしてその隙に一撃を加えて決める」
「俺達の最高の頭脳が考え出した秘策中の秘策だ」
「またの名を金遁の術ともいう」
「忍者の術の一つだ」
それこそがこの作戦だというのだ。
「名付けて五月雨作戦」
「尚五月雨と金遁の術には何の関係もないぜ」
「作者が適当に考えただけでな」
「全然つながりはないからな」
このことも言う二人だった、そして。
尚智がだ、尚武に対してこう言った。
「おい、じゃあな」
「ああ、勝ったしな」
尚武も双子の兄の言葉に応える。
「あれをしないとな」
「そうだ、勝った時の恒例のあれをするぞ」
「二人でな」
こう話してだ、二人で腕を組み誇らしげにポージングを取り。
後ろに旭日、青い海と白波の間にある岩の上に堂々と立ちそうして波飛沫の音をBGMにして言うのだった。
「正義は勝つ!」
「やかましいアホ!」
「また卑怯な真似しくさって!」
「はよいんでまえ!」
「新喜劇前に胸糞悪いもん見せるな!」
「光実より前におどれ等がいね!」
最低最悪、作者認定のこの仮面ライダーの名前も出る。
「また勝ちやがって!」
「ムカつくからさっさと消えろ!」
「正々堂々と戦った大角大尉に何ちゅうことするんや!」
「さっさと消えろ!」
「ジャスティスカイザー!」
大角に教えを乞うていた撫子達も強い声で言う。
「大角大尉の仇!このことは忘れません!」
「今ここで私達が成敗します!」
「そこになおりなさい!」
「この薙刀で成敗します!」
「だから俺達の頭脳の勝利だよ!」
「何でここまで言われるんだよ!」
その撫子達にもだ、二人はいつも通り言い返す。
「俺達の何処が悪い!」
「要は勝てばいいんだよ!」
撫子達に仇討ちを挑まれても悪びれない二人だった、そうして全世界からブーイングを浴びながらだった。二人はグランド花月前から金物市場の道を罵声を浴びつつ去った。そうして変身を解いてから難波のブックオフとジュンク堂に繰り出し写真集を買ってから串カツも楽しむのだった。
しかし日帝衆との戦い、そして打ち切りの危険はまだ続く。戦えジャスティスカイザー、負けるなジャスティスカイザー!
第五話 完
2014・7・23
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ