第二章
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「ここで充分幸せに過ごせるよ」
「そういうことだよね、やっぱり」
「うん、そうだよ」
その通りとお話しつつお友達と楽しくパンを食べて紅茶を飲むのでした。チミーは本当に満足しています。
そのチミーにです、ある日のこと。
ピーターラビットが来てです、こう言ってきました。
「ねえチミーいいかな」
「どうしたの?」
「うん、これからお茶を飲もうって思ってるんだけれど」
「お茶?」
「今日はもう飲んだかな」
そこはどうかというのです。
「どうかな」
「飲んだけれどね」
チミーはピーターに正直に答えました。
「それでもお茶ならね」
「君お茶好きだからね」
「うん、大好きだよ」
チミーは目を輝かせてピーターに答えました。
「だから何杯でもね」
「それはいいことだね。じゃあお茶菓子はね」
「何かな」
「僕はスコーンを用意しておくよ」
ピーターはこれを用意するというのです。
「それでいいかな」
「じゃあ僕はね」
チミーもお茶菓子を用意します、それはといいますと。
「サンドイッチがあるから」
「それを持って来てくれるんだね」
「ピーターもそれでいいよね」
「僕サンドイッチ好きだよ」
ピーターはにこりと笑ってチミーに答えます。
「それじゃあね」
「一緒にね」
「お茶を飲もう」
こうお話してでした、チミーとピーターは一緒に紅茶を飲むことにしました。その場所はピーターのお家の近くの木の傍でした。
そこに来てすぐにでした、お茶を淹れて。
サンドイッチやスコーンを食べます、そうしながらピーターはチミーにあることを尋ねてきました。その尋ねることはといいますと。
「チミーって一回町に行ったことがあるよね」
「ピーターもそのこと聞くんだ」
「他にも誰かから聞かれたのかな」
「うん、同じ田舎ねずみのお友達にね」
聞かれたというのです。
「さっきお茶を飲んでいる時にね」
「そうだったんだ」
「町はね、僕には合わなかったよ」
「そうなんだ」
「猫が一杯いるから」
「ふうん、猫ねえ」
猫と聞いてもです、ピーターは特に怖がる様子もありません。そのうえでお茶を飲みながらチミーに言うのでした。
「君達は猫が大の苦手だからね」
「姿を見るだけで震えるよ」
「僕も猫は苦手だけれどね」
「君達も悪戯されるからね」
「うん、だから苦手だけれど」
それでもとです、ピーターは比較的落ち着いたお顔のままチミーに言います。
「君達程にはね」
「怖くないよね」
「むしろ狐さん達の方が怖いよ」
「うわっ、狐はね」
狐はです、鼠にとってもでした。
「僕も怖いよ」
「そうだよね、僕は猫よりも狐だよ」
「いつも気にしてるよね、ピーターは」
「そうだよ、こうしてね」
耳をぴ
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