第14話 =武器との別れ=
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
れないのかい!!!
「なんだって?」
「心当たりがひとつあるらしい…そんだけ」
「おいおい…自分で探せってか?」
そんなことはない、と信じたいからさらに返信。
『その店を教えてくれないか?何でもするから』…なんでもするからはやばいか?
いいや、めんどくさい。このまま送信っと。
「それにしても…まさかお前が副団長と知り合いだったとはな…」
「あれ?覚えてないか?第1層でお前も会ってるはずだけど」
第1層でこいつとアスナが俺とキリトに栄光をたたえる、的なことを言ったのはその後のキリトの行動のせいでいまでも覚えている。
すべてのプレイヤーが疑いあうなんて恐ろしいことにならなかったのは良かったけど、強者と弱者の間の亀裂は深まった嫌な出来事だ。
「……あぁ!あの女か!…世の中わからないものだな」
「本当だよな〜っと返信だ返信…」
次こそは…教えてくださいますように!!…キャラ変わってね?
『なら、一度お会いできませんか?詳細は口頭で』
「…返信が堅いんだけど…」
「気にするな、仕方がないだろう」
場所…どうしようか…
確かこの前65層が突破されたよな…ならその65層の転移門前でもいいかな…
最新のところのほうがKoBとしても行きやすいし、俺もわかりやすいからな。
そう、さらに返信するとOKを表す返信が帰ってきた。
「なら、今から65層行ってくるかな」
「お前、本当に愚痴言うだけのために来たのか!?店来たんなら何か買ってけよ…」
「…また今度な」
あきれながらも見送ってくれる黒い店主を背に俺は転移門に向かった。
いまさらだけど武器壊れたことはユカたちには言わなくてもいっか。
=第65層=
「…そういえば時間決めてなかったな…今からでも送ろうか?」
なんてつぶやいていると転移門が光だしそこから血盟騎士団の女性制服っぽいものを着た髪の長い女性が出現した。
そこで見かければ男のほとんどが振り向く、なんてうわさもあるけどそれはただ単に女性が少ないからじゃないの?
「待たせましたか?」
「ん、いや。俺も今さっき来たばっかだからな…で、唐突なんだけど…」
「武器屋の情報を教えろ、ですね」
「…正解です…」
俺ってそんなにわかりやすいのか?
結構な確率で先読みされることが多いんだけど…
「いいですけど…その前に」
そういいながらアスナはウィンドウを操作し、メニューをタッチしたかと思うと俺の前にウィンドウが表示された。
その内容は
『アスナ から1VS1デュエルを申し込まれました 受諾しますか』
デュエルの申し込みだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ