この男、滅竜魔導士−ドラゴンスレイヤー−
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評議院相手に魔法を使うのはちょっとヤバい気がするが…しかしこんなところで捕まってはられない!
ここは逃げ切る程度で魔法を使って逃げることが先決だ!
「地竜波震脚」
俺は勢いよく地面を踏み込む…そして、『大地が轟くと共に振動しそれが自らの踏力となり大地を駆ける力になる!』とガイアロストが言っていた。
「うぉぉぉおおおおおお!!」
『地竜波震脚』のお陰で評議員達の声は次第に小さくなり、気がついたときにはもう町を抜け出して誰も追いかけては来なかった。
これで良かったのか少々怪しいが…まあ、これで良しとしておこう…
あの町で竜の情報なんかを聞きたかったのだが、もう町に寄ることなんて出来なくなってしまった。
でも、追いかけられる前に少し調べたのだが、どうやらマグノリアという町に魔導士ギルド『妖精の尻尾』という所で『火竜』と呼ばれる炎を吐いたり、炎で殴ったりできる能力系魔法を使う魔導士が居るという話を聞いた。
多分この能力系魔法っていうのは恐らく滅竜魔法…
滅竜魔法は竜迎撃魔法…この魔法は自らの体を竜の体質へと変化させる『失われた魔法』…それを使いし魔導士『滅竜魔導士』…
そして俺もその『滅竜魔導士』一人なのだ!
まぁ、扱える人間は極々限られてくる…扱えるとするならばそれは竜に教えてもらった筈なのだ。
かつて、俺がガイアロストに教えてもらったように…
取り敢えず今後の目標は決まった!!
マグノリアっていう町に行って『妖精の尻尾』の『火竜』に会い、ガイアロスト…または竜について聞く!!
俺は両腕を上げて高々に『待ってろよ!』と叫んだのだ。
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