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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第25話-2 『ようやく気付いた、真実<ほんとう>の気持ち』
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「……でも、まくらちゃんもアリスに対して妬いてる部分があったんだね……その点に関しては、私にもわかるなぁ」
「え。……いや、先輩の場合は……」
雪姫が遠くを見るような目で、まくらへの共感を口にしたけれど、
"雪姫の嫉妬とまくらの嫉妬では、その意味合いは全然違うのでは……?"
計佑としてはそういう疑問が湧いてしまって、そして計佑のそんな考えは察した雪姫が苦笑しながら、
「そりゃあ、私とまくらちゃんじゃあ出発点は違うのかもしれないけど。
面白くないって気持ちは同じようなものだと思うよ?」
尋ねるように語りかけてきたが、はあ、と生返事しか返せなかった。
「……うーんと。あのね、計佑くんは……程度の差とかはあっても、
まくらちゃんもアリスのコトも、どっちも妹みたいに思ってるんだよね?」
「あ、はい、それは確かに」
「うん、でも、まくらちゃんとは、長年の付き合いとか、歳が同じってコトもあって、
その……ちょっと乱暴に扱ったりしてるよね?」
「……まあ……あんまり優しくしてやってはないかもですけど……」
そういう、乱暴な扱いに不満が溜まっていっての今回の事なのだ──と責められてるような気がして俯いたら、
「あ、違うの違うの! 計佑くんは、まくらちゃんにだってすごく優しいよ!?
寝込んでたまくらちゃんの為に色々頑張ったりとか、そういうの、ちゃんとまくらちゃんわかってるよ。
……だって、まくらちゃん、 計佑くんのコトを
『私の、自慢の兄なんで』って、私に言ってくれたコトだってあったもの」
「……え……アイツ、そんなコトを……?」
家族が、陰でそんな風に自分を褒めてくれていた──その事実は気恥ずかしくて、顔が熱くなった。
それを見た雪姫が微笑を浮かべて、
「そうだよ。まくらちゃん、いつもニコニコして計佑くんの傍にいたじゃない。
大好きなお兄ちゃんじゃなかったら、あんな風に過ごしてないよ」
「……は、はあ……」
第三者に自分たちの仲の良さを肯定されるのは、なんとも面映かった。
これが、昔からあった「お前ら付き合ってんじゃねーの?」
という類のからかいだったらもう笑っていなせるのだけれど、
こんな風に、真正面から自分たちの兄妹仲を認めてくれる人は殆どいなかったのだ。
それでどう答えたものかと戸惑っている内に、
「あ、それで話を戻すとね。
計佑くん、アリスに対してだと、まだ付き合いが浅いとか、見た目が子供だとかいうコトもあって、
随分優しく接してあげてたでしょう?」
「……そうですかね……? 自分ではそんな意識して使い分けてるワケじゃないので……
それに、出会ってすぐにアイツのコトおちょくったり、
まだそんな経ってないウチにデ
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