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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第25話-2 『ようやく気付いた、真実<ほんとう>の気持ち』
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だった。
いや、ここまでの会話で、一応はもう察していた事だけれど。
はっきりと口にされてしまった言葉には、やはり衝撃があった。
……直前には、二人がかりでこちらを罵倒するという、油断を誘う展開も挟まれていただけに尚更だ。
『……しばらく前に。初めて計佑に「カワイイ」なんて言われたんだ……』
──ドキリとする。自分がシスコンだと自覚した時の──あの夜の事か。
『……すごく嬉しかったんだよねー……だって初めてだったんだよ? 計佑がそんなコト言ってくれるなんて。
……だからつい、"まさか!?" ……な〜んて、バカな期待まで一瞬しちゃってさぁ……』
『……まくら……』
『……勿論、すぐに "妹として" って、しっかりきっぱり釘さされて、ついキレちゃったりしたんだけどネ』
──あはははは、とまくらが笑う声が続いたけれど。
……無理して笑ってみせている事くらいは、流石に理解出来た。
『ひっさしぶりに応援しに来てくれるっていうから張り切ってみれば、思いっきりシカトしてくれちゃうし。
次の日になってみれば、アリスちゃんとの仲がますます進展しちゃってるし。
私にするみたいに乱暴なコトしてるかと思えば、私の時よりず〜っと優しくもしてるんだもの。
……せめて妹としては1番の筈って思おうとしてたのに、そんなの心折れるに決まってるよね〜……』
──雪姫との相談で導き出せた答え。それ自体はやはり正解ではあったけれど。
……でも、今となっては。
……まくらの本音がわかってしまった、今となっては……
『……前はよかったな〜……計佑の周りにいる女の子なんて私しかいなくて。
計佑はずっと女のコになんて興味なくて。だから、妹でも全然よかったんだけどなぁ。
だって、妹の私が計佑に1番近い女のコだったから。
……でも雪姫先輩が現れてから、すっかり変わっちゃった』
──まくらが、大きく……大きく、溜息をついて。
『……そう、結局のトコロ、雪姫先輩のお陰だったんだよね。
ちゃんと計佑と離れる決心つけられたのは、さ。
"雪姫先輩みたいなスゴイ人が相手なら、すっぱり諦められる" ────そんな風に思ってたクセに、
わたし、ずるずると引きずりまくっててさぁ……ホントみっともないなあって思ってたんだけど──』
『──違う、違うんだよまくらっ……あの人は、白井先輩はまくらが引け目を感じる必要なんかない人だよ……』
──違和感を覚えた。……硝子が雪姫を否定してる?
けれど、まくらはその硝子の言葉を聞いていないかのように独白を続けて。
そちらに意識を傾ける計佑も、その違和感について深く考える事はなかった。
『──合宿の夜、計佑が雪姫先輩にしがみついて、ワンワ
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