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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第25話-2 『ようやく気付いた、真実<ほんとう>の気持ち』
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たいんですけど。

 そう続けようとして、膨れている雪姫に気づいたり。

「……ふーん……アリスにはアクセなんだ……
それに私のはあっさり決めてたっぽいのに、アリスの方だと随分と色々考えてあげてるんだね……」

 またまたアリスに妬いている雪姫に焦りながら、

『ついさっきまでご機嫌だったのにっ、相変わらずコロコロと忙しい!!』

 そんな内心の声は隠して、

「ちがっ、最後まで聞いてくださいよ!? オレじゃあ分かんないから、先輩に考えて欲しいって──」

 さっき言いかけた事を改めて口にすると、ちょっとだけ機嫌を直してはくれたが、

「……じゃあコレ」

と雪姫が選んだアイテムは────ドクロのネックレス。

「……セ、センパイ……?」

 いくら計佑とて、それがベストチョイスだなどと騙される筈もなく。頬を引きつらせていると、

「いいのっ。あんな悪魔みたいなコには、こんなんがお似合いだもん!」

 プイっとそっぽを向きながらのそんなセリフ。

『……ええ〜……? ……いや。なんかツッパってたりするアイツだから、意外とこんなんでも喜ぶのか……?』

 半信半疑ながらも、計佑がそれをレジに持っていこうとすると、

「……えっ!? まっまって待って計佑くんっ、本当にそんなの買ったりしちゃだめだよっ!?」

 拗ねては見せても、本当の悪者には決してなれない雪姫が慌てて止めたり。

 そんな風に、デート──といっても、計佑のほうにはそんな意識はなかったりする──を
楽しんだ二人は、最後にレストランへと向かって。
 雪姫が選んだそこはお洒落な店で、
今までしてきた外食といえば基本ファミレスだった計佑にはちょっとばかり敷居が高かったりしたけれど、
ファミレスとははっきりと違う美味しさに目を見張ったり。
 そんな風に舌鼓を打ち、デザートが運ばれてきたところで、

「……ねえ、計佑くん。ところで、今日は聞いてほしい話があるって言ってたけど……それって何かな……?」

 デザートには手を付けずに、もじもじとしながら、上目遣いの赤ら顔で雪姫が尋ねてきた。

「……あ!! そ、そうでした……!」

 すっかりその事を忘れていた。──大事な話なのに。
ちゃんと話をするために、計佑は手にしていたスプーンを戻して、

「実は──」
「うっ、うんっ……!!」

 背筋を伸ばして、目を見開いて、ゴクリと喉を鳴らす雪姫へと、
















「──まくらのコトなんですけど……」

 話を切り出した。
そう、雪姫との時間が楽しすぎて、すっかり頭から抜け落ちていた話。
危なかった。雪姫が切り出してくれなかったら、最後ま
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