第93話 少年達はOHANASHIするようです
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タンッ!
「夕映さん!?夕映さんなんですか!?」
「ネッ……!〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
ちょっと追い越した所で再び虚空瞬動を使って、槍のような杖の上に着地してその顔を間近で見る。
ま、間違いない!今僕の事呼ぼうとしたし!よかった、無事だったんだ・・・・・。
ってあ、そうか!僕今追われてるんだから警備の夕映さんと知り合いじゃダメじゃないか!
「ユエ!そいつ賞金首の超凶悪犯だよ!可愛らしい外見に騙されちゃダメだヨ!
そこの少年、大人しく観念なさい!直ぐに応援も来るわ、抵抗は無駄だよ!」
「くっ……!」
ヒュオンッ!
「そこの賞金首!武器を捨てて投降なさい!」
夕映さんと一緒にいた人がリストから僕を発見して警戒を強め、更に言う通りすぐさま同じ格好の4人が
飛んで来た。くそっ、漸く夕映さんと合流出来たのに!
だけどオスティアに居る事も分かったし、仮契約カードの"念話"でも話せるか。
「(ネギ先生早く逃げるです!私を気絶させて囮に!)」
「(……っすみません!)」
バシンッ!
「ユエさんっ!?」
仕方なく夕映さんを弱めの『白き雷』で気絶させて下に降りる。雑踏に紛れてしまえばと思ったけれど、
上空に居る四人から魔法弾が何発も降り注いで、地面に当たっては結界が展開される。
警備兵が使う"捕縛用結界展開弾"。捕縛特化の障壁術式を20程重ねた代物で、僅かでも掠れば
A級魔法使いでも数秒は動きを止められる。けど今の僕は当たる事も無く、隠れ家代わりにしている
決闘場の地下に来られた。・・・のどかさん、無事かな。今はそれだけが気がかりだった。
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